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2023.06.21

健康診断の結果に要再検査や精密検査がありました【医師が解説!健康Q&A】

kencom編集部

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!

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医師の解説

健康診断結果の“要再検査(C)”とは、同じ検査をもう一度行って経過を見る必要がある、という意味です。検査結果には、“3ヵ月後に再検査”といった指示が記載されていることが多いので、指示通りに健診の二次検査に対応している医療機関やかかりつけ医などを受診しましょう。

また、“要精密検査(D)”とは、病気などの疑いがあるため、より詳しい検査をして原因を確認する必要がある、という意味です。例えば肝機能に異常があって要精密検査になった場合、より詳しい血液検査や肝臓の画像診断などを行って、その異常の原因を調べる必要があります。そのため、要精密検査の指示があった場合は、なるべく早く医療機関を受診して下さい。

診断結果に、受診先の指示(消化器の専門医など)がある場合もあります。その時は指示通りに専門の診療科を受診しましょう。かかりつけ医のある方は、まずそちらへ相談するのが良いと思います。いずれも結果を放置せず、きちんと二次検査を受けることが重要です。

記事情報

著者プロフィール

石原藤樹(いしはら・ふじき)先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。

制作

文:kencom編集部

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