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2024.04.03

座りっぱなしはなぜ健康に悪い?【医師が解説!健康Q&A】

kencom編集部

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!

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医師の解説

現代人の生活の特徴のひとつに、座っている時間が長いことが挙げられます。実は、座っている時間の長さと健康リスクは直接的に結び付いており、座る時間が長ければ長いほど、糖尿病や動脈硬化に関わる病気リスクや死亡リスクが高まることがわかっています。

デスクワークが多い人はミーティングを立って行うようにするなど、座る時間を短くする工夫をすれば、健康リスクが改善することを示す報告もあります。座り時間が長いと病気・死亡リスクが上がる原因は、同じ姿勢を取り続けることで全身の血流が滞るせいではないかと考えられていますが、まだ正確には分かっていません。しかし、座る時間を縮めることが健康のために重要であるのは間違いないようです。

記事情報

参考文献

著者プロフィール

石原藤樹(いしはら・ふじき)先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。

制作

文:kencom編集部

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