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2024.03.13

薬を飲み忘れました。気がついた時に飲んでも大丈夫?【医師が解説!健康Q&A】

kencom編集部

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!

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医師の解説

処方薬には、食前・食後など飲むタイミングが指定されているため、飲み忘れてしまった場合は気がついたときに飲めばいいわけではありません。タイミングがずれた状態で薬を服用していいかどうかは、薬の種類によって異なります。

たとえば、1日1回朝に服用する血圧の薬を飲み忘れた場合。これは、数時間以内なら気がついたタイミングで飲んで構いません。その一方で、食前に飲まないと効果のない薬の場合。これは、食後に飲んでも意味がないので、そのときは1回スキップして次の食前から再度使用しましょう。

処方薬を飲み忘れた場合の対処法は、予め主治医や薬剤師に確認しておくと安心です。

記事情報

著者プロフィール

石原藤樹(いしはら・ふじき)先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。

制作

文:kencom編集部

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