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2018.02.23

定年後のリフレッシュは”外出”にあり。公園散歩や運動でストレス発散を取り入れよう!

KenCoM編集部

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あなたにはリラックスできる「居場所」がありますか?

家族と共に過ごす自宅や、趣味のスポーツの練習場、または気が置けない友人との居酒屋……。自分が心地よく過ごせて、リラックスできる所は人それぞれ違うと思います。

しかし、そんなものは見つからない、という方もいるのではないでしょうか。
特に、今まで大半の時間を仕事に費やしてきた男性が、定年後にふと静かに心落ち着ける場所がないことに気が付き、”居場所難民”に陥るケースが多いようです。

もし、心あたりのある方は要注意。今からでもあなただけの居場所を探していきましょう。

心の拠りどころ、ありますか?

ストレスが低い人は自分の居場所を持っているらしい

株式会社メディプラス研究所が、20~69歳の全国14万人(男女各7万人)に対して行った「ココロの体力測定2017」という調査では、「居心地のいい居場所」の有無とストレスには大きな関係があることが分かりました。

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低ストレス者を調べてみると、女性が約3ヵ所、男性も1ヵ所以上の居場所が確保できているのに対し、高ストレス者は居場所が少ない(もしくは、無い)という傾向にあったのです。

確かに、自分がリラックスして過ごせる所は各々の心の拠りどころとなりますし、「楽しみ」や「生きがい」にもつながる可能性があります。
だからこそ、自分らしさを発揮できる場所がなければ、ストレスがたまるのも頷けますよね。

落ち着く居場所は「家族」「友人」「自然」など

では「居心地がいい居場所」とは、具体的にどこを指すのでしょうか?
調査結果を見ていくと、「家族」「自宅・自室」といった家庭内や、「何でも話せる長年の友人」、「自然」、「スポーツを楽しめる場所」などが挙げられます。

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特に60~69歳では男女ともに「自然」が1位となり、自然との触れ合いに癒しを感じる方が多いということが分かりました。また、60代男性の2位には「スポーツを楽しめるところ」がランクインしており、家を出て身体を動かすことが心の平穏にもつながっている様子が見えてきます。

どうやら定年後のストレス解消には、「自然散策」や「運動」がキーワードとなりそうですね。

山に海。1位の自然散策は心にも体にもメリットが

60代の居場所として、男女ともに一番支持されていたのが「自然」です。
定年後はハイキングや古寺巡りなど、少し遠出をして自然散策を楽しむ方が多い様子。季節に合わせた自然散策のプランを考える楽しみも、適度に身体を動かす運動効果も得られるので、ゆっくりと時間が取れる定年後にぴったりのアクティビティですね。

山がお好きな方なら、木々の下を歩く低山登山やハイキングはいかがでしょうか。
森林浴をするとリラックスするだけではなく、血圧を下げる効果があるという研究もあります。心も身体も健康になるのなら、ぜひ活用できるといいですね。
御岳山や高尾山のように、都心からでもアクセスしやすい山はたくさんありますよ。たくさん歩いた後の帰り道は、日帰り温泉に寄るのも楽しそうです。

海辺を歩いてみたいなら、江ノ島や鎌倉の散策はいかがでしょうか。
都内から電車で片道1時間程度で着く距離なのに、なぜかノスタルジックな旅情を味わうことができるのが海の魅力。波音を聞きながら歩いていると、疲れた心が静まっていくのを感じられますよ。

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手近に楽しめるスポーツを見つけ、健康的な趣味を持つ

中高年になると、体力が落ちているし、面倒だし……とつい敬遠しがちなスポーツ。しかしスポーツは、パターン化された日常生活では使わない思考回路を使うことが多いため、脳の活性化にもつながるのだとか。体力維持のためにも、脳の若さを維持するためにも、ぜひスポーツにトライしたいものですね。

定年後のスポーツというと、ゲートボールのように穏やかなもののイメージを持つ方も多いと思いますが、今の生涯スポーツはオシャレなものからアクティブなものまで多種多様。多少体力が落ちていても十分に楽しめるものがたくさんです。
昔やっていた水泳に再挑戦したり、あこがれだったアーチェリーを始めてみたり。また、今流行りの自転車を楽しむのもいいですね。今更と尻込みせずに、何かスポーツにチャレンジしてみませんか?

また、人の繋がりができるメリットもあります。まずはお住まいの地域の広報などで、情報収集してみてはいかがでしょうか。気になるスポーツサークルが見つかるかもしれませんよ。

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心身の健康に、自分の居場所を見つけよう

心と身体の健康には、あなただけの心地よい「居場所」が欠かせないようです。
今あるものも大切ですが、少しずつ新しい楽しみ方を開拓してみましょう。
きっと、新たなる世界、新たなる出会いがあなたを待っていることと思いますよ。

(文・KenCoM編集部/情報提供元・メディプラス研究所)

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