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2024.07.03

湿布や塗り薬をつけたあと、肌がヒリヒリするのはなぜ?【医師が解説!健康Q&A】

kencom編集部

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!

illustration:ayako hosono

illustration:ayako hosono

医師の解説

湿布や塗り薬を使うと、皮膚が赤くなったり、ヒリヒリ痛んだりという症状が出ることがあります。原因は、痛み止めや抗菌剤などの薬剤が皮膚のたんぱく質と結合し、日光の紫外線によりアレルギー反応を起こしているため。これを薬剤性光線過敏症と呼んでいます。薬剤性光線過敏症は、湿布に含まれるケトプロフェンという成分で特に症状が起きやすいことが知られています。

もし強い日差しでもないのに肌が赤くなってヒリヒリする、湿布を貼った場所が日光を浴びて赤くなるなどの症状が見られた時には、薬剤性光線過敏症を疑って、医師や薬剤師に相談するようにして下さい。腕や足など日差しを浴びる場所には、痛み止めの塗り薬や湿布の使用は控えた方がよさそうです。

記事情報

引用・参考文献

制作

文:kencom編集部
イラスト:ホソノアヤコ

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