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2023.05.02

美しい髪を育てる最強コンビは、豆乳×牡蠣【栄養士が解説!最強食べ合わせ】

kencom公式:管理栄養士・磯村優貴恵

毎日食べている食材は栄養の宝庫。食べ合わせ次第で体への影響がアップするって知っていますか?

食事は、季節のものをバランスよくいただくのが基本ですが、本連載『栄養士が解説!最強食べ合わせ』では、その中でもおすすめの食べ合わせをピックアップ。毎回、テーマに合わせた最強食材コンビを管理栄養士の磯村優貴恵さんに教えていただきます。あなたの栄養知識をアップデートして、毎日の食生活に取り入れましょう!

美しい髪を育てる最強食材コンビは?

©︎ayako hosono

©︎ayako hosono

豆乳

栄養:たんぱく質、大豆イソフラボン
効果:ケラチンの素になる、女性ホルモンに似た働きをする

牡蠣

栄養:亜鉛
効果:細胞の生まれ変わりによる頭皮の環境改善

管理栄養士の解説

髪の毛は、紫外線や乾燥など、日々の環境によってダメージを受けやすい部分。パサつきや抜け毛、ハリにコシなど様々なお悩みがあると思いますが、艶のあるキレイな髪の毛を作るためには、日焼け止めやトリートメントなどの外からのケアに加えて、内側からのケアも大切です。

そこで、美しい髪を育てるのにおすすめの食材が、たんぱく質豊富な豆乳と、亜鉛たっぷりの牡蠣。

髪の毛の主な構成成分はケラチンというたんぱく質。たんぱく質豊富な豆乳を摂ることで、体内でアミノ酸に分解されてコラーゲンやケラチンなどに形を変え、髪の毛や頭皮の原料となります。また、美しい髪の維持には欠かせないのが豆乳に含まれる大豆イソフラボン。髪の毛の成長サイクルを整えたり、艶のある髪の毛を作る役割があります。

一方の牡蠣は、海のミルクともいわれるほど栄養価の高い食材。たんぱく質が豊富なのはもちろん、注目すべき栄養素は亜鉛です。亜鉛はたんぱく質の代謝をサポートし、細胞の生まれ変わりに一役買うため美しい髪に導きます。

加工食品や添加物の多い食事をしている方は、亜鉛が不足する傾向にあり、極端に不足すると抜け毛の原因になるといわれていますので、亜鉛が含まれる食材をしっかりと摂取する必要があります。

たんぱく質を含むその他の食材

・牛モモ肉
・鶏ムネ肉
・豚ヒレ肉

亜鉛を含むその他の食材

・マグロの赤身
・レバー
・牛モモ肉
・アーモンド

記事情報

引用・参考文献

著者プロフィール

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磯村 優貴恵(いそむら・ゆきえ)
管理栄養士・料理家
大学卒業後、大手痩身専門のサロンにて管理栄養士としてお客様の身体をサポート。その際に具体的な料理提案の必要性を感じ、飲食店の厨房にて約3年間の料理修行を行う。その後、特定保健指導を経て独立。現在は、茶道教室にて茶事講座や茶事での茶懐石の献立提案~調理を行うほか、子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。

制作

文:磯村 優貴恵
イラスト:ホソノアヤコ

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