美肌を叶える最強コンビは、牛肉の赤身×赤パプリカ【栄養士が解説！最強食べ合わせ】

毎日食べている食材は栄養の宝庫。食べ合わせ次第で体への影響がアップするって知っていますか？

食事は、季節のものをバランスよくいただくのが基本ですが、本連載『栄養士が解説！最強食べ合わせ』では、その中でもおすすめの食べ合わせをピックアップ。毎回、テーマに合わせた最強食材コンビを管理栄養士の磯村優貴恵さんに教えていただきます。あなたの栄養知識をアップデートして、毎日の食生活に取り入れましょう！

栄養：タンパク質
効果：細胞の土台となる

栄養：ビタミンC
効果：抗酸化作用、コラーゲンの生成サポート

美肌作りに大切な栄養素のひとつは、身体の土台となるタンパク質。タンパク質は多数のアミノ酸で構成されており、肌をはじめ、骨や爪、髪の毛など様々な身体の要素の原料になります。

牛肉の赤身はタンパク質が豊富な上に、人間の身体を作るために必要な9種類の必須アミノ酸が全種類含まれており、バランス良く摂取できる優良食材。しかも、肌の血色に欠かせない鉄や、細胞の生まれ変わりを助ける亜鉛などのミネラル、お肌の弾力に欠かせないコラーゲンも含まれるので、美肌作りには欠かせません。

もうひとつ、美肌に欠かせない栄養素があります。それは、抗酸化作用がありコラーゲンの生成に役立つビタミンC。ビタミンCは体内では生成できず、溜めておくことも難しい栄養素。加えて、ストレスや喫煙などによって消費されてしまうので、健康のためにもこまめに補う必要があります。

そんなビタミンCを効率よく摂取するなら、全食材の中でもトップクラスの含有量を誇る、赤パプリカがおすすめ。成人が1日に必要とするビタミンCは100mgですが、赤パプリカのビタミンC含有量は、可食部100gあたり170mgと、驚きの豊富さを誇ります。

タンパク質豊富な牛肉の赤身と、ビタミンCたっぷりの赤パプリカを組み合わせれば、美肌へ導く最強の食べ合わせになります。

・ラム肉
・鴨肉
・マグロの赤身
・かつお
・卵

・みかん
・オレンジ
・じゃがいも
・さつまいも

磯村 優貴恵（いそむら・ゆきえ）
管理栄養士・料理家
大学卒業後、大手痩身専門のサロンにて管理栄養士としてお客様の身体をサポート。その際に具体的な料理提案の必要性を感じ、飲食店の厨房にて約３年間の料理修行を行う。その後、特定保健指導を経て独立。現在は、茶道教室にて茶事講座や茶事での茶懐石の献立提案～調理を行うほか、子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。

文：磯村 優貴恵
イラスト：ホソノアヤコ