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2023.04.18

冷え性に効く最強コンビは、しょうが×卵【栄養士が解説!最強食べ合わせ】

kencom公式:管理栄養士・磯村優貴恵

毎日食べている食材は栄養の宝庫。食べ合わせ次第で体への影響がアップするって知っていますか?

食事は、季節のものをバランスよくいただくのが基本ですが、本連載『栄養士が解説!最強食べ合わせ』では、その中でもおすすめの食べ合わせをピックアップ。毎回、テーマに合わせた最強食材コンビを管理栄養士の磯村優貴恵さんに教えていただきます。あなたの栄養知識をアップデートして、毎日の食生活に取り入れましょう!

冷え性に効く最強食材コンビは?

©︎ayako hosono

©︎ayako hosono

しょうが

栄養:ショウガオール
効果:身体を芯から温める

栄養:たんぱく質
効果:筋肉の土台となる

管理栄養士の解説

寒いときに身体を動かしたら、ぽかぽかと温まったという経験はありませんか?これは、筋肉を使うと熱が発生して血流が良くなるためです。

冷えにくい身体を作るには、筋肉量を落とさないことが大切ですが、その筋肉を育てるために欠かせないのが、材料となるたんぱく質。特に朝ごはんでしっかりとたんぱく質を摂ると、午前中から体温が上がりやすくなります。

たんぱく質は様々な食材に含まれていますが、代表的な食材のひとつが卵。生はもちろん、ゆで卵やスクランブルエッグなど、手間をかけずとも美味しい優秀食材です。さらに免疫力アップに欠かせない、ビタミンAやDも含んでいるため、忙しい朝の強い味方になります。

一方のしょうがは、ピリリとした辛味が特徴的。生のしょうがの辛味はジンゲロールという成分で、抗菌効果があるため刺身など生魚の添え物としておすすめです。

辛み成分のジンゲロールは、しょうがを加熱したり乾燥させたりするとショウガオールという成分に変わります。このショウガオールには、身体を内側からじんわりと温める働きがあるため、冷え性対策であれば加熱や乾燥したものを摂りましょう。

筋肉を育てる卵と、身体を温める効果のあるしょうが。最強の食べ合わせで、冷え性に打ち勝ちましょう!

ショウガオールを含むその他の食材

・なし
※しょうがのみに含まれる成分のため、代わりの食材はありません。

たんぱく質を含むその他の食材

・鶏ムネ肉
・牛モモ肉
・豚ヒレ肉
・納豆
・豆腐
・厚揚げ

記事情報

引用・参考文献

著者プロフィール

記事画像

磯村 優貴恵(いそむら・ゆきえ)
管理栄養士・料理家
大学卒業後、大手痩身専門のサロンにて管理栄養士としてお客様の身体をサポート。その際に具体的な料理提案の必要性を感じ、飲食店の厨房にて約3年間の料理修行を行う。その後、特定保健指導を経て独立。現在は、茶道教室にて茶事講座や茶事での茶懐石の献立提案~調理を行うほか、子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。

制作

文:磯村 優貴恵
イラスト:ホソノアヤコ

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