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2020.10.29

ふと息苦しさを感じたら……サッと試せる30秒ケア【リモレッチ#5】

kencom公式:柔道整復師・中村雅貴

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日常的にマスクをつけることが多い今、呼吸のしにくさに悩んでいたりしませんか?
息苦しさを感じながらマスクをつけ続けると、首や肩に思わぬ負担がかかったり、姿勢の悪さ、集中力の低下につながったりすることもあります。デスクワークをしている際になりがちな猫背の姿勢は、呼吸の際に働く肋骨の動きを阻害し、背中や肩甲骨周囲の筋肉を固くしてしまうのです。

そこで今回は、悪くなった肋骨の動きをスムーズにする、呼吸を意識したストレッチをご紹介致します。
朝起きた時行えば、頭がスッキリしてその日の活動力が増し、夜寝る前に行うと睡眠の質が高まるかと思いますので、是非実践してみてください!

詰まりがちな息を軽やかに行えるようにするケア方法

息苦しさを感じた時に人が取りやすい行動が深呼吸ではないでしょうか。
ですが、肋骨の動きが悪いままだと、新鮮な空気をたくさん取り入れるのが難しい場合もあります。

まずは肋骨を滑らかに大きく動かすことで、肺が自由に動けるようにしてあげましょう。

※以下は動画で紹介しているものと同内容になります。

肺の動きをフリーダムにする肋骨ストレッチ

1.四つん這いになる
2.伸ばす側の手を前に出し前後に揃える
3.手が床から離れない様に注意して、身体を斜め後方にスライドさせ、肋骨を引きはがすように動かす
4.身体側面が伸びたところで深い鼻呼吸を3回繰り返し行う

※左右とも行いましょう

空気をしっかり吸うと頭もスッキリ!

普段の呼吸や深呼吸で空気をたくさん身体に入れられるようになると、その分酸欠のような状態は起きにくくなります。
ひいては頭のスッキリ度も変わってきますし、疲れにくい身体にも変化してきます。
ぜひ普段から意識して肋骨の可動域を広げてみてください。

著者プロフィール

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■中村 雅貴(なかむら・まさたか)
柔道整復師。柔道整復師の父を持ち、自身も柔道整復師としてこれまで述べ5万人の身体を施術、身体づくりサポート。整骨院で三年間、整形外科で三年間勤め、整骨院では基礎的な身体のしくみや、リラクゼーション、テーピングの仕方を学び、整形外科ではより詳しく整形外科的疾患のリハビリ方法や骨折の後療法を学ぶ。これまでの医療現場の経験を活かし、独自に「VCL/JAM」メゾットを考案。現在大手ジムでのコンサルや、スポーツトレーナーとのコラボレーションによるイベント開催、タレントによる体操本の監修等、幅広く活躍中。

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