トレーナーが直伝！飽きずに続けられる「宅トレ」グッズ

外出自粛が続く中、運動不足解消のために自宅で筋トレやストレッチをすることは大切です。しかし、「自宅でのトレーニングは気が散ってしまったり飽きてしまったりして続かない……」という方も多いのではないでしょうか。

変化をつけたい時には、トレーニングの効果を高めるお役立ちグッズがおすすめ。手軽でありながら「宅トレ」を楽しく効果的なものにしてくれます。グッズを使ったエクササイズもそれぞれご紹介します。

ノットアウト ダブルラージ＆ソフトフォーム 20cm×10cm／約640g ￥6,200（税別）／ノットアウト（セルフボディケア・ジャパン）

ランニングや筋トレの前には「ノットアウト」を使ってウォームアップしましょう。2つのボールがくっついた形状をしていて、ボールの硬さは2種類から選べます。

人間工学に基づいたデザインで絶妙に体にフィットし、深い部分を伸ばすことができるとアスリートやモデルに注目されているプロダクトです。

まずは、デスクワークで凝り固まってしまった首や肩回りの筋肉をほぐしましょう。運動前に筋肉をほぐすことで、全身の血行が良くなって関節の可動域が広がり、柔軟性が高まります。同時に、運動効果もぐっと高くなります。

続いては猫背解消エクササイズ。同様に仰向けの状態で、肩甲骨の下にノットアウトを置きます。そのままゆっくり上体をそらし背中の中間から上部にかけてを伸ばします。少しずつノットアウトを頭側へ移動し、3～4カ所で行います。

ガールズフラフープ ¥1,278（税別）／ラ・ヴィ（株式会社ジョイナス）

世代によっては懐かしさを感じるフラフープ。実はウエスト周りを引き締め、姿勢を改善する有酸素運動なので、シェイプアップ効果が高いのです。

16個のパーツに分かれている組み立て式のフラフープなら、使わない時は小さな箱にしまっておくことができ、持ち運びも便利です。ただし、回す時には2～3畳ほどのスペースが必要になるため、周囲に気を付けて使いましょう。

まずはフラフープの基本となる、腰回しからチャレンジ。足を肩幅程度に開き、腰の位置に持った状態から始めます。腰は回すというよりは前後に動かすイメージ。目安としては右回し1分、左回し1分程度。バランスよく鍛えるためには左右それぞれ同じ回数回しましょう。

フラフープを使ってストレッチすることもできます。床に座り足をできるだけ開いた状態で、フラフープを片方の足に通し、膝のあたりで立ておきます。ゆっくりと呼吸しながら、フープを通している足と反対の手をフープに近づけ、体側を伸ばします。

15～20秒ほどを1セットとし、左右それぞれ2～3セット繰り返しましょう。

セラバンドブリスターパック 各￥1,700〜2,200（税抜）／セラバンド（D＆M）

エクササイズバンドを使うと、部位別の筋トレから全身運動まで、1本で全身を鍛えることができます。端を持って伸ばすだけでなく、一部を結んでループ状にして使ったり、ドアノブに引っ掛けて使ったりとさまざまな使い方ができるのが魅力。バンドの強度はかけたい負荷に合わせて選べます。

「とにかく短時間でできる限りの効果をだしたい！」という方におすすめなのが「バンザイスクワット」。

両足を肩幅程度に開いて立ち、セラバンドを踏んで左右の端を手に持ち、肩くらいの高さでキープします。そこから腕を持ち上げながら腰をゆっくりと落とし、膝とお尻が同じ高さになるくらいまで下げていきます。腕の動きは重い荷物を押し上げるイメージで。

上半身と下半身を一度に鍛えられる効果的なエクササイズです。

エクササイズグッズを使うと、より運動効果が上がるだけでなく、気分を変えながら楽しくトレーニングに取り組むことができます。トレーニングは続けることが何よりも大切。マンネリ化や飽きを感じている方はぜひ取り入れてみてください。

■大貫翔子（おおぬき・しょうこ）
編集プロダクションにて住宅情報誌や企業の広報誌、フリーペーパー等の編集・制作に携わる。のちにフリーの編集・ライターとして独立し、住宅、キャリア、ヘルスケアなどのジャンルで記事を執筆。