これでスッキリ起きられる!?睡眠のプロおすすめ快眠グッズ5選

「季節の変わり目は寝起きが悪い」「暖かくなると眠たくなる」など、春になると眠気を感じる人が増えるようです。慢性的な睡眠不足に加え、歓送迎会が多いこの季節は就寝時間が遅くなったり、環境の変化によるストレスが増えたり。さまざまな要因が重なり睡眠の質が落ちているのかもしれません。
そこで今回は、睡眠改善インストラクターの小林麻利子さんに、心地よい睡眠を促す「快眠グッズ」をご紹介いただきました。

「お風呂に入ると深部体温（体の中の温度）が上がるため、体の末端や肌表面の血管を広げて放熱するよう脳から指令が出ます。こうして体が冷えていくことで、人は眠気を感じるもの。深部体温を上げるためには、40度のお湯に15分つかるのが理想的ですが、15分もつかっていられないという忙しい方もいますよね。そんな方におすすめなのが、重炭酸の入浴剤。効率よく体が温まるので、5分程度入浴時間を縮めることができますよ」（小林さん）

薬用ホットタブ重炭酸湯Classic（医薬部外品）45錠 \3,600／ ホットアルバム炭酸泉タブレット（ホットタブ重炭酸湯お客様窓口 0120-816-426）

温浴効果や清浄効果を高める重炭酸湯の入浴剤。ドイツで治療に用いられている天然炭酸泉と同じ「重炭酸イオン」や、睡眠改善に役立つと言われるアミノ酸やグリシンを配合。着色料や乳化剤を使用していないため、赤ちゃんから高齢者まで、家族みんなで使えます。

「大阪大学と新潟大学の共同研究で、ラベンダーに含まれるリナロールという成分が、副腎、腎臓や褐色脂肪の交感神経を低下させ、血圧、体温を下げるという研究結果が出ています。この結果からも分かるように、ラベンダーの精油は、就寝前に使用するのにぴったり。枕の左右の端に1滴ずつ滴下して枕に頭を沈めると、優しい香りがふわっと広がります。ストレスを抱えていたり仕事が忙しいときには交感神経が優位になりがちなので、ぜひ試してみてください」（小林さん）

ロジェダヴェンヌ精油（ラベンダー）10ml \3,334／ロジェダヴェンヌ（ANBAS 06-6486-1080）

フランス（アヴィニヨン近郊）にあるラボラトワール ロジェダヴェンヌ社が生産する、合成化学成分を含んでいない、良質な精油。リラックス効果の高いラベンダーの香りを嗅ぐことで、ストレスが緩和され心地よい眠りにつけるそう。

「ほこりがたちにくいので、大人はもちろん、小さな子どもにも安心して使えます。我が家は家族全員、パットシーツとキルトケットを愛用しています。肌に優しいうえ、保温性、吸湿性、通気性が高いため、シーズン問わず快眠できますよ」（小林さん）

パシーマパットシーツシングル\8,000・パシーマキルトケットシングル\6,500／パシーマ（龍宮株式会社 0943-75-3148）

精製された脱脂綿とガーゼを使ったパットシーツとキルトケット。仕上げ剤を使用していないため、肌の敏感な人にも安心です。洗濯機で丸洗いできるうえ、速乾性が高いのも嬉しいところ。

「聴覚、嗅覚、視覚が刺激でき、穏やかな入眠を叶えてくれる快眠ツール。月明りのような光が心地よく、睡眠に特化したヒーリングミュージックに眠気を誘われ･･･。ラベンダーやゼラニウムなどのアロマを香らせることもできるので、寝つきの悪い人に試してほしいです」（小林さん）

sleepion3\9,800／cheero fit（ティ・アール・エイ 0120-083-703）

オリジナル音源に加え、クラシック曲や自然音など、入眠に適した音源を内蔵。エッセンシャルオイルを閉じ込めたリングをセットすれば、よりリラックス効果も高まります。ローソクのゆらぎを再現した光も、心地よい眠りに導いてくれるんです。

「睡眠の質を高めるセントジョーンズワート、気持ちを落ち着かせるバレリアンやメリッサなどがブレンドされているため、緊張がほぐれ、心が静まります。就寝前にコップ1杯の水を飲むことをおすすめしているのですが、それを鎮静作用のあるハーブティに置き換えれば、より眠りの質が高まる可能性があります。味もおいしいので、楽しみながら続けられると思いますよ」（小林さん）

リラックスブレンドティーバッグ 約1.5g×約45個入￥4,480／マリエン薬局（マリエン薬局 https://www.marienremedy.com）

リラックス作用に優れたラベンダー、イライラや緊張を鎮めるメリッサとパッションフラワー、疲労回復のハイビスカスなど、計13種類もの原料をブレンドしたメディカルハーブティー。不安や緊張をしずめ、穏やかな入眠を促します。

質の良い睡眠をとれれば、朝の目覚めも改善されるはず。精油やハーブティなど、手軽に取り入れられるものばかりなので、気に入ったものから試してみてくださいね！

※掲載価格は、すべて税抜き表記です。また、2019年3月時点のものです。売り切れになる可能性もありますので、ご了承ください。

Tanida M, Shen J, Nakamura T, et al.:Daynight difference in thermoregulatory responses to olfactory stimulation. Neurosci Lett 439: 192―197, 2008

■小林麻利子（こばやし・まりこ）さん
最新のデータ、研究を元に、サロンに通う女性の自律神経の改善を行う。睡眠と入浴を中心とした実践的な指導が人気を呼び、延べ1700名の女性の悩みを解決。現在、サロンの予約は1年待ち。サロンでの指導のほか、講演活動、テレビ、雑誌などで幅広く活躍中。温泉入浴指導員、ヨガインストラクター、アロマテラピーインストラクター、食生活管理士、上級心理カウンセラー。著書に『あきらめていた「体質」が極上の体に変わる』（ダイヤモンド社）、『美人をつくる熟睡スイッチ』（ジービー）がある。

■木戸恵子（きど・けいこ）
フリーライター。2007年から雑誌『AneCan』『Domani』『Oggi』などで執筆。
ほか、コスメブランドのホームページ制作や、Web媒体の執筆にも携わる。
ファッション、ライフスタイル、ヘルスケアなど、幅広いジャンルを担当。