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2024.06.19

たんぱく質はたくさん摂ってもいい?【医師が解説!健康Q&A】

kencom編集部

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!

illustration:ayako hosono

illustration:ayako hosono

医師の解説

人間の身体が利用できるたんぱく質の量には限界があります。ですから、たんぱく質を大量にとっても全てを活用できるわけではありません。利用されないたんぱく質は分解され、尿として排泄します。しかし、それが腎臓に負担を掛けることもあるので、腎機能が低下している時は、たんぱく質の摂りすぎに注意しましょう。

また、たんぱく質には肉や魚等の動物性たんぱく質と、豆類などの植物性たんぱく質の2種類があります。健康のためには、たんぱく質の量より、動物性と植物性をバランス良く摂るほうが大切だと考えられています。特に、植物性たんぱく質は多くの人が不足しているので、豆腐や枝豆などの大豆製品を意識的に献立に加え、積極的に摂ることを心がけましょう。

記事情報

著者プロフィール

石原藤樹(いしはら・ふじき)先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。

制作

文:kencom編集部
イラスト:ホソノアヤコ

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