2024.02.11
簡単な捌き方も伝授!イカの香ばしマヨぽん焼き【シーフードの気分】
本連載では、季節の海の幸が豊富な神奈川県三浦と東京で二拠点生活を送る料理研究家のりんひろこさんに、旬を迎える魚介レシピを教えてもらいます。
今月のテーマはイカです。イカにはいくつかの種類がありますが、私たちに最も身近な存在といえばスルメイカ。味もあっさりしており、新鮮なものはコリコリとした食感が楽しめます。
捌きたてを味わう、イカの香ばしマヨぽん焼き
Adobe Stock
イカは、冷凍食品や切り身で販売されていることもありますが、旬の時期は1杯丸ごと並んでいることも少なくありません。イカの捌き方は、案外簡単。胴体と足はするっと外れるし、足と内臓を切るだけでほぼ終わるので、慣れれば簡単にできるようになります。このレシピでは、最初に捌く方法をご紹介しますので、初めての方もぜひ挑戦してみてください。
材料(3〜4人分)
スルメイカ 2杯
青ねぎ 3本
マヨネーズ 大さじ1/2
にんにく(すりおろしチューブ) 少々
ポン酢しょうゆ 小さじ1
調理前の下処理
1. イカの足と胴体の間に指を入れて、つながっているところをはずす。
2. 胴体を手でおさえて、足を内臓ごと引っ張り出す。
3. 胴体についている軟骨を引き抜く。
4. 目の下、足を切り落とす。内臓の部分は捨て、肝やイカ墨は好みに応じて利用する。
5. 足の真ん中にある口(黒い固い部分)を周囲の白い塊ごとつまんで取り除く。
6. 足の吸盤の部分をつめと指でしごき取りながら流水で洗う。
これでイカの下処理は完了です。洗いすぎるとうま味も一緒に流れてしまうので、気をつけましょう。
作り方
1.イカの胴体を1.5cm幅に切り、足は食べやすい長さに切る。ねぎは小口切りにする。
2.フライパンにマヨネーズを入れて加熱し、イカを入れて焼く。
3.にんにくを加えてさらに炒める。
4.ポン酢しょうゆを加え、こんがりと香りがたったらよく混ぜ合わせる。ねぎも加えて1~2分炒めたら出来上がり。
りんさんからのアドバイス
イカは新鮮なうちに調理したり、ねぎなどの薬味を合わせることで、独特の臭みが消えて美味しく食べられます。
買ってきたイカをすぐに使わない場合は、内臓などを取り出してひと口大に切ってから、保存袋に入れて冷凍しておくと便利です。使いたい時にそのまま取り出して、焼いたり茹でたりの加熱調理ができます。ただし、冷凍保存は1ヵ月程度を目安として、それまでに使い切りましょう。
記事情報
引用・参考文献
著者プロフィール
りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。
制作
文・レシピ・写真:りんひろこ