ストレス対策ができる最強コンビは、キウイ×アーモンド【栄養士が解説！最強食べ合わせ】

毎日食べている食材は栄養の宝庫。食べ合わせ次第で体への影響がアップするって知っていますか？

食事は、季節のものをバランスよくいただくのが基本ですが、本連載『栄養士が解説！最強食べ合わせ』では、その中でもおすすめの食べ合わせをピックアップ。毎回、テーマに合わせた最強食材コンビを管理栄養士の磯村優貴恵さんに教えていただきます。あなたの栄養知識をアップデートして、毎日の食生活に取り入れましょう！

栄養：ビタミンC
効果：抗酸化作用

栄養：ビタミンE
効果：抗酸化作用

自律神経を整えてストレスに対抗するには、ストレスの原因を取り除くのが一番ですが、なかなかそう簡単にはいきませんよね。

ストレス対策ができる1つ目の栄養素は、抗酸化作用があるビタミンCです。

私たちの身体は、心身のストレスだけではなく、紫外線、大気汚染、喫煙・受動喫煙などを受けると、活性酸素が生み出され、過剰になると身体に様々な悪影響を及ぼします。この活性酸素が抑制できず、細胞がダメージを受けて修復をする働きのバランスが崩れた状態を、酸化ストレスといいます。

酸化ストレスを受けた状態になると、ビタミンCを多く消費してしまいます。ビタミンCは体内で作り出すことができないため、ストレスを感じる前に日頃からこまめに補給する必要があります。

キウイはビタミンCが豊富な食材の代表。キウイには緑と黄色（ゴールド）がありますが、可食部100gあたりのビタミンCが緑で71mg、黄色で140mgとどちらも含有量が豊富です。さらに、キウイは調理が不要なのも嬉しいポイント。半分に切ってスプーンですくって食べることができるので、朝食や間食、デザートなどにもオススメです。

もう1つ、ストレス対策に効果的な栄養素が、強力な抗酸化作用のあるビタミンEです。ビタミンEには、ストレスなどで細胞内に生じる有害物質、過酸化脂質が作られるのを抑える働きがあります。

ビタミンEが豊富なアーモンドは、手軽に食べられるのが魅力ですが、食塩や油が添加されているものもあるため、表示のチェックは忘れずに！最近はアーモンドミルクなどの飲み物から摂る方法もあり、より手軽に摂ることができるようになりました。

日頃から食生活を整えて、ストレスに負けない身体作りを目指しましょう！

・赤パプリカ
・柿
・キャベツ

・アボカド
・ごま
・ヘーゼルナッツ
・落花生

磯村 優貴恵（いそむら・ゆきえ）
管理栄養士・料理家
大学卒業後、大手痩身専門のサロンにて管理栄養士としてお客様の身体をサポート。その際に具体的な料理提案の必要性を感じ、飲食店の厨房にて約３年間の料理修行を行う。その後、特定保健指導を経て独立。現在は、茶道教室にて茶事講座や茶事での茶懐石の献立提案～調理を行うほか、子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。

文：磯村 優貴恵
イラスト：ホソノアヤコ