2023.02.21
骨を強くする最強食材コンビは、牛乳×鮭【栄養士が解説!最強食べ合わせ】
毎日食べている食材は栄養の宝庫。食べ合わせ次第で体への影響がアップするって知っていますか?
食事は、季節のものをバランスよくいただくのが基本ですが、本連載『栄養士が解説!最強食べ合わせ』では、その中でもおすすめの食べ合わせをピックアップ。毎回、テーマに合わせた最強食材コンビを管理栄養士の磯村優貴恵さんに教えていただきます。あなたの栄養知識をアップデートして、毎日の食生活に取り入れましょう!
骨を強くする最強食材コンビは?
©︎ayako hosono
牛乳
栄養:カルシウム
効果:骨密度アップ
鮭
栄養:ビタミンD
効果:小腸でのカルシウムの吸収を助ける
管理栄養士の解説
骨は常に古い骨を壊して新しい骨を作り変えるという"骨代謝"をしながら丈夫さを維持しています。ここで大切な役割を担う栄養素のひとつがカルシウムです。
カルシウムは丈夫な骨を作るため必要で、食事から摂ったのち、小腸で吸収されます。その時に必要となるのがビタミンD。骨の材料となるカルシウムを摂るだけでなく、体に吸収されるための栄養素であるビタミンDも一緒に摂ることで丈夫な骨の生成を促します。
また、ビタミンDは脂溶性なので、油を使った調理法によってスムーズに吸収されます。鮭には、質の良い油が含まれていますので、牛乳と鮭の食べ合わせは、最強なのです。
カルシウムを含むその他の食材
・ヨーグルト
・チーズ
・しらす
・ししゃも
・大根の葉
・小松菜
・わかめ
ビタミンDを含むその他の食材
・鯖
・きくらげ
・きのこ類(舞茸・しいたけなど)※使う前に太陽の光に当てることでよりビタミンDの量がアップ
記事情報
引用・参考文献
著者プロフィール
磯村 優貴恵(いそむら・ゆきえ)
管理栄養士・料理家
大学卒業後、大手痩身専門のサロンにて管理栄養士としてお客様の身体をサポート。その際に具体的な料理提案の必要性を感じ、飲食店の厨房にて約3年間の料理修行を行う。その後、特定保健指導を経て独立。現在は、茶道教室にて茶事講座や茶事での茶懐石の献立提案~調理を行うほか、子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。
制作
文:磯村 優貴恵
イラスト:ホソノアヤコ