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2023.05.23

筋力アップが目指せる最強コンビは、鯛×玄米【栄養士が解説!最強食べ合わせ】

kencom公式:管理栄養士・磯村優貴恵

毎日食べている食材は栄養の宝庫。食べ合わせ次第で体への影響がアップするって知っていますか?

食事は、季節のものをバランスよくいただくのが基本ですが、本連載『栄養士が解説!最強食べ合わせ』では、その中でもおすすめの食べ合わせをピックアップ。毎回、テーマに合わせた最強食材コンビを管理栄養士の磯村優貴恵さんに教えていただきます。あなたの栄養知識をアップデートして、毎日の食生活に取り入れましょう!

筋力アップが目指せる最強コンビは?

©︎ayako hosono

©︎ayako hosono

栄養:たんぱく質
効果:筋肉の土台を作る

玄米

栄養:ビタミンB6
効果:たんぱく質の代謝アップ

管理栄養士の解説

筋力をアップさせるために大切なのは、
①筋肉を使うこと
②筋肉の成分となる栄養素を十分に補給すること
の2つです。

そのため、筋肉の原料となるたんぱく質をしっかりと補給しましょう。

たんぱく質は肉や魚、卵、大豆製品と様々な食材に含まれていますが、その中でも鯛をはじめとした白身魚は高たんぱく低脂肪なため、身体に優しいのが魅力。刺身や寿司で手軽にいただくのはもちろん、疲労が溜まっている時や病み上がりで胃腸の働きが弱まっている時は、鯛をお茶漬けやおかゆの具とするのも良いでしょう。

そしてもう1つ補給したい栄養素が、たんぱく質の代謝に役立つビタミンB6です。

おすすめは玄米。玄米には、ビタミンB6をはじめとしたビタミンB群が白米に比べて多く含まれます。さらに糖質のエネルギー代謝に役立つビタミンB1もたっぷり。もし玄米が苦手なのであれば、白米に混ぜたり胚芽米から始めてみてください。

筋力アップを叶える食べ合わせのポイントは、エネルギー源を摂るだけでなく、それを代謝するために必要なビタミンなどの栄養素も一緒に摂るということです。このポイントを意識し、より効率的な筋力や体力アップを目指しましょう。

たんぱく質を含むその他の食材

・ささみ
・鶏むね肉
・豚肉
・牛肉

ビタミンB6を含むその他の食材

・マグロ
・カツオ
・ブロッコリー
・大豆

記事情報

引用・参考文献

著者プロフィール

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磯村 優貴恵(いそむら・ゆきえ)
管理栄養士・料理家
大学卒業後、大手痩身専門のサロンにて管理栄養士としてお客様の身体をサポート。その際に具体的な料理提案の必要性を感じ、飲食店の厨房にて約3年間の料理修行を行う。その後、特定保健指導を経て独立。現在は、茶道教室にて茶事講座や茶事での茶懐石の献立提案~調理を行うほか、子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。

制作

文:磯村 優貴恵
イラスト:ホソノアヤコ

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