2023.03.15
電気をつけたまま寝ると太る?【医師が解説!健康Q&A】
世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!
医師の解説
2022年に発表された奈良県立医科大学の研究結果によると、寝室の照明が明るいまま寝る習慣があると、肥満や不眠症、うつ病などのリスクが増えると考えられています。
その原因のひとつが、メラトニンなどの睡眠を調節するホルモンバランスの乱れ。夜に人工的な明るい環境で過ごすと、概日リズムが崩れてホルモンバランスが乱れ、健康への悪影響が出てくるのではないかと言われています。
ぐっすり眠って健康を維持するためには、メラトニンをしっかりと分泌できる真っ暗な環境で眠りにつくのがおすすめです。
記事情報
参考文献
著者プロフィール
石原藤樹(いしはら・ふじき)先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。
制作
文:kencom編集部