2023.07.26
痩せると脂肪はどこへ消えるの?【医師が解説!健康Q&A】
世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!
医師の解説
ダイエットして痩せたとしても、脂肪細胞自体がなくなるわけではありません。痩せたときに減るのは、脂肪細胞の中にたまった中性脂肪。運動などでこの中性脂肪をエネルギーとして利用すると、その分減らすことができるのです。
エネルギーとして燃焼した中性脂肪は、水と二酸化炭素に分解されます。その後、汗や尿、呼気などとして体外に放出されます。
記事情報
著者プロフィール
石原藤樹(いしはら・ふじき)先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。
制作
文:kencom編集部