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2023.01.04

20分以上運動しないと、脂肪は燃焼されないの?【医師が解説!健康Q&A】

kencom編集部

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!

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医師の解説

脂肪細胞には、脂肪をため込む"白色脂肪細胞"と、脂肪を燃焼して熱を発生させる"褐色脂肪細胞"の2種類があります。褐色脂肪細胞は、”脂肪”という名前がついていますが、脂肪を分解して燃焼させる作用がある減量の強い味方。多いほど脂肪を燃焼させやすくなります。

白色脂肪細胞が燃焼するためには非常に多くのカロリーが必要ですが、この褐色脂肪細胞は脂肪を分解することで熱を発生させるため、少ないエネルギーで燃焼すると考えられています。

運動はこの褐色脂肪細胞を増やすという知見があります。ですから、短時間の運動習慣でも持続していれば、脂肪を燃焼する可能性があるのです。

記事情報

参考文献

著者プロフィール

石原藤樹(いしはら・ふじき)先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。

制作

文:kencom編集部

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