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2021.02.10

鍋に飽きたら食べたい春菊と豚肉のうめしゃぶしゃぶ【安心ごはん#3】

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

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冬の美味しいものといえば鍋物です。ですが、連日同じような内容が続くと飽きてしまいますよね。
そこで今回は、鍋でありながらサッパリとしていて、多くの人にとって食べやすいお鍋をご紹介します。

使うのは旬の野菜である春菊。春菊の苦味が苦手と感じている人が多いかもしれませんが、この時期は苦味が少なめなうえに栄養も満点です。
春菊と豚肉を、梅を使ったサッパリ出汁に通すしゃぶしゃぶ鍋で、元気に冬を乗り切りましょう。

材料(2〜3人分)

春菊 1束(1袋)
豚バラ肉(しゃぶしゃぶ用) 150g
昆布(あれば・5cm角) 1枚
梅干し 1個
酒 大さじ3
みりん 大さじ3
塩 小さじ1/2~1

めんつゆ(お好みで) 適量

作り方

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1.春菊は茎と葉を分けて全て3~4cm幅程度に切り、豚バラ肉は大きいようであれば一口大に切る。

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2.鍋に昆布を入れて火にかけ、沸騰して少ししたら昆布を取り出す。

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3.鍋に梅干し、酒、みりんをいれて梅干しをほぐす。味をみながら塩を加減して加えていき、整える。

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4.食べる直前に春菊の茎→葉→豚バラ肉の順に入れ、蓋をしてひと煮たちしたらすぐに火を止め、食卓へ。

※春菊も豚バラ肉も加熱しすぎないほうが柔らかく、おいしいですよ。

おいしいワンポイントアドバイス

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春菊は今が旬の野菜で、カルシウムに加えてほねの形成に必要なビタミンKも豊富です。鉄分やカリウムなどのミネラルも含んでいるので、シニアに必要な栄養が多く含まれています。
また、粘膜を細菌から守ってくれるβ-カロテンの含有率も高く、まだまだ風邪のはやる今の時期にとりたい野菜です。

梅干しの酸っぱさは唾液分泌を促進し、食欲増進や口やのどの粘膜を殺菌する働きもあります。
また、パチロンという若返りホルモンも分泌するといわれています。また梅干しのポリフェノールが糖尿病や高血圧、動脈硬化を予防する効果もあります。

そのままでも美味しく食べられますが、お好みでめんつゆにつけても良いですよ。

りんひろこ

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料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。