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2024.04.09

座ったままでOK。肩こりを予防する大胸筋・肩甲骨ストレッチ【基本のストレッチ】

kencom編集部

photo:takeshi murakami

photo:takeshi murakami

ストレッチとは、意図的に筋や関節を伸ばす運動のことです。体の柔軟性を高めたり、ケガ防止のために準備運動に使われたりしていますが、近年では正しい姿勢の維持やリラクゼーション効果もあることがわかってきています。

ストレッチをする上で大事なことは
1. 時間は最低20秒
2. 伸ばす筋や部位を意識する
3. 痛くなく気持ち良い程度に伸ばす
4. 呼吸を止めないように意識する
5. 目的に応じて部位を選択する
この5つ。特に気をつけて欲しいのが、伸ばす筋や部位を意識すること。正しい方法で行わなければ期待した効果が得られないだけでなく、身体を痛めてしまう恐れがあります。

本連載『基本のストレッチ』では、理学療法士の石田佑也さんに正しいストレッチ法を教えていただきます。

大胸筋・肩甲骨ストレッチ

大胸筋(だいきょうきん)は、胸部の大きな筋肉です。一方、肩甲骨(けんこうこつ)は腕や肩周りの筋肉をつかさどる重要な骨。この2つは、身体の前後で上半身を支えるのに重要な役割を担っています。

デスクワークの合間に、座ったままでもできるストレッチで大胸筋を伸ばし、肩甲骨も動かして肩こりを防止しましょう。硬くなってしまった背中にもアプローチできます。

photo:takeshi murakami

photo:takeshi murakami

【やり方】
1. 左手は腰に、右手は頭のうしろに当てる。
2. 右手を頭に当てたまま、ひじを目の前まで動かす。
3. ゆっくり元に戻す。反対側も同様に行う。

回数・所要時間

・回数:1セット左右各8回・1〜2セット行う
・所要時間:3分/セット

注意点

・身体はまっすぐにして、腕といっしょに捻らない。
・手は頭を押さえず当てる程度でOK。

効かせたい部位

illustration : Adobe Stock

illustration : Adobe Stock

・大胸筋
・肩甲骨

解消できる悩み

・肩こり
・猫背

効果的な組み合わせ

下記のストレッチを行なってからこのストレッチをすると、肩こりが楽になり、猫背も改善しやすくなります。

・脊柱起立筋・大殿筋ストレッチ

記事情報

引用・参考文献

監修者プロフィール

記事画像

石田佑也(いしだ・ゆうや)
理学療法士・ランニングシューズマイスター・医療美容系ビデオグラファー
「1分1秒ベストなコンディション」をテーマに東京・神奈川を中心にアスリートからビジネスパーソン、キッズまで1万人以上のコンディショニングを行う。東京オリンピックメディカルトレーナーに選出され、世界のトップアスリートのコンディショニングにも携わる。ウェブメディアで理学療法士×シューフィッター×陸上競技選手の3つの視点からランニングシューズについての記事執筆、ウェブメディアの運営も行う。2021年から医療・美容系ビデオグラファーとしての活動も開始。健康経営のためのピラティス動画などの制作も行う。

制作

監修:石田佑也
撮影:村上タケシ
モデル:古里緑
文:kencom編集部

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