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2021.07.22

首の後ろが痛いのは「カメの首」になっているせいかも【リモレッチ極#11】

kencom公式:柔道整復師・中村雅貴

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仕事中に「なんだか首回りが重だるい」と感じることはありませんか。また、首の後ろ側に軽い痛みが走ったりすることもあるかもしれません。
これらの痛みが出やすい原因に座っている時の姿勢があります。
今回は、その姿勢を整えつつ、首の痛みを整えていくリモレッチをご紹介します。

顎が出た姿勢は首へのダメージ大!

首が前に出過ぎて顎が出てしまっている、まるで「カメの首」のような姿勢は、PCなどで作業する方に多いものです。ついつい画面を覗き込むように見てしまうことで、知らないうちに顎が出てしまうのです。
肩が前に巻き込み、画面に顔を近づけた姿勢をするだけで、首の後ろ側や頭と首の付け根部分は収縮してしまいます。結果、その部分にストレスが増えてしまって固くなり、様々な悩みの原因になります。

特にこの姿勢で固まってしまうのは、「僧帽筋」という後頭部から肩の付け根部分に付着する筋肉。ここを柔らかく使えるようにしていきましょう。

早速動画でチェック!

やり方

1.頭の後ろで手を組む

2.骨盤を立てた状態で座る

3.腰が丸くならないようにお腹をへこませ、首を前に倒す。首の後ろ側から背中にかけて伸びを感じる

4.20秒間その姿勢をキープ。数十秒休みを挟みながら2〜3セット程度こまめに行う

首から背中にかけて軽さを感じよう

本日お伝えしたリモレッチは座りながら行うことが出来ます。立ち上がる必要はありません。
デスクワークに集中するとどうしても姿勢が乱れてしまう方は、本日のリモレッチをこまめに行うと、だんだん柔らかくなっていきます。

また、首からスマホなどを下げている方も意外と固くなりがちです。ちょっと張りを感じたら気軽にやってみましょう。

中村 雅貴(なかむら・まさたか)

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柔道整復師。柔道整復師の父を持ち、自身も柔道整復師としてこれまで述べ5万人の身体を施術、身体づくりをサポート。整骨院で三年間、整形外科で三年間勤め、整骨院では基礎的な身体のしくみや、リラクゼーション、テーピングの仕方を学び、整形外科ではより詳しく整形外科的疾患のリハビリ方法や骨折の後療法を学ぶ。これまでの医療現場の経験を活かし、独自に「VCL/JAM」メソッドを考案。現在大手ジムでのコンサルや、スポーツトレーナーとのコラボレーションによるイベント開催、タレントによる体操本の監修等、幅広く活躍中。

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