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2023.10.18

パンと米、健康にいいのはどっち?【医師が解説!健康Q&A】

kencom編集部

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!

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医師の解説

食後に血糖値が大きく上昇すると、糖尿病や動脈硬化など、病気のリスクが上がります。そのため、血糖値の上昇を防ぐことは健康へのカギの1つといえるでしょう。

白いご飯と白いパンを比べると、パンの方が血糖の上昇が大きいというデータがあります。しかし、その差は僅かで、白いご飯より玄米や雑穀米、白いパンより全粒粉のパンの方が、差が大きいようです。従って健康のためには、白いパンやご飯ではなく、玄米や全粒粉のパンなど、未精製の茶色い主食を選ぶようにしましょう。

覚えておいて欲しいのは、茶色い主食に変えてもそれだけで痩せるというわけではない、ということ。ダイエットには、主食の種類より食事全体のカロリーが影響します。主食を変えても、摂取カロリーが多ければダイエットには繋がりませんのでご注意ください。

記事情報

著者プロフィール

石原藤樹(いしはら・ふじき)先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。

制作

文:kencom編集部

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