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2023.12.28

【50代・60代のスマホ老眼に】眼精疲労を和らげて目元をすっきり!「目の疲れを緩和するワーク」

ヨガジャーナルオンライン

刻まれたシワは人生の年輪と言うけれど、女性は何歳になっても若々しくいたいのが本音です。この連載では、顔のシワやたるみ、ショボショボ目元の原因になる目の疲れを和らげるセルフケアをヨガ講師の西川尚美先生が紹介します。顔周りの悩みが減ると表情が明るくなり、人に会うのも楽しくて生活にハリが生まれるはず。

老眼やストレス過多で目の疲れは加速する

「年代を問わずスマホを手放せず目を酷使する人が増えていますが、老眼が進むとピントが合わず目を細めて画面を見るためなおさら疲れを感じやすくなります。老眼の進行を遅らせるためにも目に負担をかける長時間のスマホ使用は控え、目の使いすぎによる眼輪筋の緊張をほぐすワークをこまめに行うことをおすすめします。眼精疲労はストレスや不安が強くても起きるので、肩の力を抜いてリラックスして過ごす時間を作るのも大切です」(西川尚美先生)

眼輪筋ほぐしとタッピングで疲れ目をケア

「今回は目の疲れを和らげる2つのワークを紹介します。一つ目は、緊張して硬くなった眼輪筋を動かして血流を促すワークです。視点を固定して顔を様々な方向に動かし、一緒に眼球が動くことで眼輪筋がほぐれていきます。二つ目はスタンフォード大学出身のパフォーマンスコーチ、ギャリー・クレイズ氏が考案したEFT(Emotional Freedom Technique)がベースのタッピング法。指先で目の疲れに効く顔のツボを刺激すると、筋肉の緊張がほぐれてストレスリリースにも効果的です。眼輪筋を動かすワークは、眩暈がしたり気分が悪くなったりしたらすぐにストップしましょう。目に疾患がある人は主治医に相談したうえで行ってください」(西川尚美先生)

【顔のツボと効果】

攢竹(さんちく):目の痛み、見えにくい、ドライアイ、かすみ目、頭痛や頭重感、鼻づまり

魚腰(ぎょうよう):目の充血、腫れ、痛み

糸竹空(しちくくう):目の奥の痛み、眼の周りのクマを改善、目の疲れ、めまい、頭痛、目尻のシワ、シミ、リフトアップ

太陽(たいよう):目の奥の痛み、眼の周りのクマを改善、 目の疲れ、めまい、頭痛、目尻のシワ、シミ、リフトアップ

瞳子月翏(どうしりょう):目の周りのクマ、目尻のシワ

承泣(しょうきゅう):目の下のクマ、たるみ

四白(しはく):顔全体の血流、肌のキメ、透明感、潤い、シミ、むくみ、たるみの改善、シワ、美白、くすみ、吹き出物、クマの改善

承漿(しょうしょう):顔のむくみやたるみ、精神安定、顔面神経麻痺、生理痛、生理不順、二重あご、ニキビ、おでこや口元のシワ、よだれ過多、歯肉炎

眼輪筋ほぐし&タッピング

目的と効果:眼輪筋を動かすことで目の周りの血流を促進。さらに、目の疲れに効くツボと首周りを刺激して眼精疲労とストレスを手放す。

〈やり方〉

眼輪筋ほぐし

1.利き手を体の前に伸ばし、グーを作って親指を立てる。

2.親指に視点を固定したまま、顔を右→左の順に動かしながら眼球も動かす。3回繰り返す。

3.親指に視点を固定したまま、今度は顔を左斜め上→左斜め下に動かしながら眼球も動かす。3回繰り返す。

4. 親指に視点を固定したまま、最後は顔を右斜め上→右斜め下に動かしながら眼球も動かす。3回繰り返す。

5.親指に視点を固定したまま、首を大きく右に3回回す。反対回しも同様に行う。

6.目を閉じて1回深呼吸する。

タッピング

1.両手の指先で左右の眉頭、眉の真ん中、眉尻をトントンとタッピングする。ゆっくり呼吸しながら指先の骨の硬さを感じる強さで、一カ所につき10回程度行う。

2.こめかみ、目の真下、頬骨の真上の順に同様にタッピングする。

3.片手の指先で正中線上の鼻の下、口とあごの間を同様にタッピングする。

4.右手の指先で左鎖骨下~左肩先、左鎖骨の上を同様にタッピングする。反対側も同様に。1~4を3~5回繰り返す。痛みがある箇所は入念に行って。

5.目を閉じて1回深呼吸する。

〈プロフィール〉

西川尚美先生

サンディエゴでヨガに出会う。現在オンラインクラスでブレスワーク、陰ヨガ、瞑想、指導者養成講座を開講している。インサイトヨガのサラパワーズ氏、陰ヨガ創始者ポール・グリリー氏に師事。マインドフルネス陰ヨガ指導者養成講座を開講中。YYTT500、全米アライアンス RYT500認定講師、介護予防運動指導員。著書「朝ヨガ夜ヨガ」(宝島社)、DVD「陰ヨガ for beauty & healing」も好評。

取材・文/北林あい
撮影/山田健司

AUTHOR

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。

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