メニュー

2023.12.13

塩分の摂りすぎはなぜいけないの?【医師が解説!健康Q&A】

kencom編集部

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!

記事画像

医師の解説

塩分を摂りすぎると血圧が上昇し、心筋梗塞や心不全、脳卒中などの病気リスクが増加してしまいます。実際、尿中のナトリウムから塩分の摂取量を計算した2021年の研究によると、1日の塩分摂取量が5gから15gの場合、摂取量が多いほど心筋梗塞や脳卒中などの病気が増加するという結果が報告されています。

最近では減塩料理も増えてきましたが、以前の日本の食生活は、塩分濃度の高い味噌汁や漬物などが好まれていました。高齢者はその濃い味に慣れ親しんでいるため、塩分を摂りすぎる傾向にあるため注意しましょう。

記事情報

引用・参考文献

著者プロフィール

石原藤樹(いしはら・ふじき)先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。

制作

文:kencom編集部

あわせて読みたい

この記事に関連するキーワード