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2023.04.12

バリウム検査と胃カメラ、どちらがおすすめ?【医師が解説!健康Q&A】

kencom編集部

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!

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医師の解説

バリウム検査と胃カメラ。この2つは同じ胃の検査ですが、どちらか1つを選ぶとすれば胃カメラがおすすめです。その理由は、胃カメラの方がより詳しく粘膜の状態を確認出来る上に、場合によっては組織の検査を行うことも可能だからです。

一方で、バリウム検査にも長所はあります。バリウム検査では胃の形やふくらみを見ることが出来るので、粘膜にあまり異常の見られない胃がんなどでは、胃カメラよりバリウム検査で診断がつく場合もあるのです。ただし、バリウムでは組織は調べられないこと、また、放射線を使用する検査なので必要最小限で行う必要があるという点にも注意は必要です。

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参考文献

著者プロフィール

石原藤樹(いしはら・ふじき)先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。

制作

文:kencom編集部

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