ジョギングの前にストレッチするのはなぜ？【医師が解説！健康Q&A】

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘？よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう！

ストレッチには反動を付けて動きながら行う動的ストレッチ（ダイナミックストレッチ）と、筋肉を伸ばした状態を維持する静的ストレッチ（スタティックストレッチ）があります。

最近の研究によると、動的ストレッチにはけが防止効果や運動のパフォーマンス向上効果があるようです。ジョギングの前に動的ストレッチを行えば、肉離れなどのけがを防いでくれるので、習慣化しましょう。

また、ラジオ体操のような体操も動的ストレッチの一種です。ジョギングに入る前に、体操で身体をほぐしておくのも、けがの予防に有効です。

石原藤樹（いしはら・ふじき）先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科（内分泌内科）助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」（総合医学社）などがある。

文：kencom編集部