メニュー

2024.04.24

職場の健康診断を拒否できる?【医師が解説!健康Q&A】

kencom編集部

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!

記事画像

医師の解説

職場で定期的に行われる健康診断は、法律で決められた労働者の義務のひとつなので、原則、拒否することはできません。これは病気で体調の悪い人が無理に働いて病気が悪化することを予防するなどの目的があるからです。もし自分では健康だと思っていても、裏に病気が隠れていることはあるので、無症状でも健診を拒否する理由にはなりません。

ただ、どうしても受けたくない理由がある場合は、個別に医療機関で検査を受けたり、特定の検査を除外したりといった配慮は可能です。詳しくは、職場の健診担当者や産業医にお問い合せ下さい。

記事情報

著者プロフィール

石原藤樹(いしはら・ふじき)先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。

制作

文:kencom編集部

あわせて読みたい

この記事に関連するキーワード