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2023.05.31

脳ドックは、いつ・どんな人が受けるべき?【医師が解説!健康Q&A】

kencom編集部

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!

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医師の解説

今のところ、脳ドックについてのしっかりとした決まりはありません。

一般的に脳に変化が起こる可能性が高いのは、動脈硬化が進行する50代以降なので、もし脳ドックを受けるならその時期が良いでしょう。30代頃から生活習慣病を指摘されている方や、家族に脳動脈瘤などの脳の病気がある方、物忘れが気になるというような方は、それより早いタイミングで受けるのも◎。

ただ、脳の病気の中には、特に治療方法がなく経過観察以外に方法のないものもあります。そのため、検査を受けた結果、ただ心配が増えただけということもあり得ます。

脳ドックを受けるなら、その検査でどのような病気が分かるのか、また、病気が分かった時にどのような対処法や治療法があるのか、予め確認してから受けることをおすすめします。

記事情報

著者プロフィール

石原藤樹(いしはら・ふじき)先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。

制作

文:kencom編集部

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