メニュー

2021.06.02

薬味で初夏の香りに。白身魚の香味あんかけ【安心ごはん#13】

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

記事画像

夏に旬を迎える香味野菜のみょうがと大葉。
すっきりとした香りやほのかな辛味は暑くなるこれからの時期にこそ食べたくなります。

薬味としていろんな料理に活躍しますが、繊維質やシャキシャキした食感はのどに引っ掛かりやすく注意が必要。そこで、とろみ餡にみょうがと大葉を加えて白身魚にかけることで、香味野菜が安心して楽しめる1品になりますよ。

材料(2人分)

白身魚(鯛、たらなど) 切り身2~3切れ(200g程度)
※鯛の場合は刺身用に捌いてある柵になっているものが便利
酒 大さじ1
塩 少々
片栗粉 大さじ1程度
油 大さじ1/2程度
みょうが 1個
大葉 2~3枚
A
だし汁 150ml
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1/2
みりん 大さじ1
片栗粉 小さじ1

作り方

記事画像

1.みょうがと大葉は粗みじん切りにする。白身魚は柵の場合は3~4等分に切り、酒と塩をまぶしておく。

記事画像

2.白身魚に片栗粉をまぶし、油を熱したフライパンで両面こんがりするまで焼いてから、蓋をして3分中火で蒸し焼きにする。

記事画像

3.2を皿に取り出し、フライパンを流水でさっと洗って水を捨てる(しっかり洗わなくてもよい)。火をつけていないフライパンにAを全て入れて混ぜ合わせたら、中火にして混ぜとろみ餡をつくる。

記事画像

4.ぷつぷつと泡が出てきてから1分程加熱し、1のみょうがと大葉を入れてさっと混ぜ合わせてから火を止める。

記事画像

5.2の魚の上にとろみ餡をかける。

おいしいワンポイントアドバイス

記事画像

みょうがの香り成分であるアルファピネンや大葉のペリルアルデヒドは眠気を覚ます作用があります。また食欲増進や消化促進効果、ストレス緩和や殺菌作用もあると言われていて、食欲が低下しがちな梅雨や夏場のジメジメした季節にはうれしい香味野菜です。

レシピでは鯛を使いましたが、たらやメカジキなどお好みの白身魚で作ってみてください。

りんひろこ

記事画像

料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

この記事に関連するキーワード