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2024.05.28

猫背は肩こりのもと。正しい姿勢を目指す背骨関節ストレッチ【基本のストレッチ】

kencom編集部

photo:takeshi murakami

photo:takeshi murakami

ストレッチとは、意図的に筋や関節を伸ばす運動のことです。体の柔軟性を高めたり、ケガ防止のために準備運動に使われたりしていますが、近年では正しい姿勢の維持やリラクゼーション効果もあることがわかってきています。

ストレッチをする上で大事なことは
1. 時間は最低20秒
2. 伸ばす筋や部位を意識する
3. 痛くなく気持ち良い程度に伸ばす
4. 呼吸を止めないように意識する
5. 目的に応じて部位を選択する
この5つ。特に気をつけて欲しいのが、伸ばす筋や部位を意識すること。正しい方法で行わなければ期待した効果が得られないだけでなく、身体を痛めてしまう恐れがあります。

本連載『基本のストレッチ』では、理学療法士の石田佑也さんに正しいストレッチ法を教えていただきます。

背骨関節ストレッチ

背骨(せぼね)は、頭と骨盤の間にある24個の骨の連なりで、主に、頸椎(けいつい)、胸椎(きょうつい)、腰椎(ようつい)、仙椎(せんつい)の4つに分けられます。これらは椎間板や関節などで繋がれています。

猫背やスマホ首など姿勢が悪いと、背骨関節の働きが悪くなり、胸椎と呼ばれる胸部周辺の背骨が丸まり、動きが悪くなります。胸椎を正しい位置に維持することで、首や腰への負担を和らげることができます。このストレッチでは、固まりがちな背骨関節がしなやかに動くように改善します。

photo:takeshi murakami

photo:takeshi murakami

【やり方】
1. 椅子に浅く座り、腕を前に伸ばして両手を組む。
2. みぞおちのあたりをへこませ、背中を丸めて20秒ほど維持する。
3. 1のポジションに戻り、反対にみぞおちのあたりを頂点にして背中を反らせる。

回数・所要時間

・回数:1セット各8回・2セット行う
・所要時間:4分/セット

注意点

・腰を動かさない。
・みぞおちを動かすように意識する。

効かせたい部位

illustration : Adobe Stock

illustration : Adobe Stock

・背骨関節

解消できる悩み

・猫背
・反り腰
・肩こり
・腰痛

効果的な組み合わせ

下記のストレッチの後に行うと、背骨関節を動かしやすくなります。

記事情報

引用・参考文献

監修者プロフィール

記事画像

石田佑也(いしだ・ゆうや)
理学療法士・ランニングシューズマイスター・医療美容系ビデオグラファー
「1分1秒ベストなコンディション」をテーマに東京・神奈川を中心にアスリートからビジネスパーソン、キッズまで1万人以上のコンディショニングを行う。東京オリンピックメディカルトレーナーに選出され、世界のトップアスリートのコンディショニングにも携わる。ウェブメディアで理学療法士×シューフィッター×陸上競技選手の3つの視点からランニングシューズについての記事執筆、ウェブメディアの運営も行う。2021年から医療・美容系ビデオグラファーとしての活動も開始。健康経営のためのピラティス動画などの制作も行う。

制作

監修:石田佑也
撮影:村上タケシ
モデル:古里緑
文:kencom編集部

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