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2024.02.06

ガチガチの股関節を柔軟に。足の冷えにも効果的な内転筋ストレッチ【基本のストレッチ】

kencom編集部

photo:takeshi murakami

photo:takeshi murakami

ストレッチとは、意図的に筋や関節を伸ばす運動のことです。体の柔軟性を高めたり、ケガ防止のために準備運動に使われたりしていますが、近年では正しい姿勢の維持やリラクゼーション効果もあることがわかってきています。

ストレッチをする上で大事なことは
1. 時間は最低20秒
2. 伸ばす筋や部位を意識する
3. 痛くなく気持ち良い程度に伸ばす
4. 呼吸を止めないように意識する
5. 目的に応じて部位を選択する
この5つ。特に気をつけて欲しいのが、伸ばす筋や部位を意識すること。正しい方法で行わなければ期待した効果が得られないだけでなく、身体を痛めてしまう恐れがあります。

本連載『基本のストレッチ』では、理学療法士の石田佑也さんに正しいストレッチ法を教えていただきます。

内転筋ストレッチ

内転筋(ないてんきん)は、恥骨筋・短内転筋・長内転筋・大内転筋の4つの筋肉から構成される筋肉群で、太ももの内側にある筋肉の総称です。内転筋の動きが良くなると、腰や膝の動きに重要な役割を果たしている股関節の働きが格段に良くなり、姿勢改善や血流改善につながります。このストレッチでは、骨盤を前傾させることで内転筋にアプローチします。

photo:takeshi murakami

photo:takeshi murakami

【やり方】
1. あぐらの姿勢から、右足を伸ばし、右手を前、左手を右膝あたりに置く。
2. 上体をゆっくりと骨盤から正面に倒す。足を組み替えて反対側も同様に行う。

回数・所要時間

・回数:1セット左右各8回・1〜2セット行う
・所要時間:3分/セット

注意点

・首や背中は曲げずにまっすぐの姿勢を保つ。
・伸ばした足のつま先は寝かさず上に向ける。

効かせたい部位

illustration : Adobe Stock

illustration : Adobe Stock

・内転筋

解消できる悩み

・股関節の硬さ
・足の冷え

効果的な組み合わせ

下記のストレッチを行なってからこのストレッチをすると身体を前に倒しやすく、内転筋も伸びやすくなります。

記事情報

引用・参考文献

監修者プロフィール

記事画像

石田佑也(いしだ・ゆうや)
理学療法士・ランニングシューズマイスター・医療美容系ビデオグラファー
「1分1秒ベストなコンディション」をテーマに東京・神奈川を中心にアスリートからビジネスパーソン、キッズまで1万人以上のコンディショニングを行う。東京オリンピックメディカルトレーナーに選出され、世界のトップアスリートのコンディショニングにも携わる。ウェブメディアで理学療法士×シューフィッター×陸上競技選手の3つの視点からランニングシューズについての記事執筆、ウェブメディアの運営も行う。2021年から医療・美容系ビデオグラファーとしての活動も開始。健康経営のためのピラティス動画などの制作も行う。

制作

監修:石田佑也
撮影:村上タケシ
モデル:古里緑
文:kencom編集部

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