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2023.08.13

手早く炒めて、うま味たっぷり!ほたてとブロッコリーのうま塩炒め【シーフードの気分】

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

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魚の脂質に含まれるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は、血液中の中性脂肪やコレステロールを低下させ、動脈硬化予防に役立つと考えられています。具体的には、心筋梗塞や狭心症などの心疾患や、脳梗塞などの脳血管疾患、脂質異常症に認知症など、生活習慣病の予防が期待できます。

本連載では、季節の海の幸が豊富な神奈川県三浦と東京で二拠点生活を送る料理研究家のりんひろこさんに、旬を迎える魚介レシピを教えてもらいます。

今月のテーマは、ほたてです。

手早く炒めて、うま味たっぷり!ほたてとブロッコリーの中華炒め

暑い日が続くと、魚介と野菜をにんにくをきかせてさっと炒めたおかずが、食欲をそそります。材料も調味料も少なく、でもこれ1品でたんぱく質と野菜おかずを兼ねることができる上、フライパンを火にかけて4,5分で出来上がるので、火を使う時間も少なくてすむのも嬉しいポイントです。

ほたてから出る天然のうま味を吸って、ブロッコリーも美味しくなります。あとは、酒、鶏ガラスープの素、塩という少ない調味料でも濃厚なうま味たっぷりのおいしいおかずができます。

材料(2人分)

ブロッコリー(中) 1株
ボイルほたて(小~中サイズ) 100~150g
にんにく(スライス・すりおろしチューブでもOK) 1かけ
ごま油 少々

【調味料A】
酒 大さじ2
鶏ガラスープの素 小さじ1
塩 ひとつまみ

作り方

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1. ブロッコリーは一口大に切り、にんにくはスライスする。

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2. フライパンでごま油を熱し、にんにくを入れて香りがたったらブロッコリーを加える。

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3. 1~2分炒めてブロッコリーに半分程度火が通ったところで、ボイルほたてを加えてさっと炒め、すぐに【調味料A】を加え、2分程度炒める。水分が少なくなったら出来上がり。

りんさんからのアドバイス

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ほたてのうま味がのる時期は4〜8月ごろ。今回調理に使用したのは、鮮度の良いうちに、さっとボイルして店頭に並ぶ“ボイルほたて”です。生よりもボイルのほうがプリッとした食感があり、また冷凍ものよりもドリップが少ないので、加熱調理するなら冷凍ほたてよりボイルほたての方が調理に向いています。殻も取り除いてあり、ボイルもしてあるので臭みも少なく、下処理をせずにそのまま使える便利な食材です。

ボイルほたてを調理する際に気をつけたいのが、“洗わないで調理する”ことです。ほたての表面に旨みがあるので、洗わずに使ったほうが美味しく仕上がるので覚えておいてくださいね。また、加熱時間を3分以内にすることで、小さく固くなるのを防ぎ、ほたてのうま味をたっぷり堪能できます。

記事情報

参考文献

著者プロフィール

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りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

制作

文・レシピ・写真:りんひろこ

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