40代が受けておきたい人間ドックの項目は？【医師が解説！健康Q&A】

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘？よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう！

40代からは、胃がんや大腸がんなどのがんが少しずつ増えてくる時期です。人間ドックを受けるときは、胃カメラや便潜血検査をプラスして、がんの有無を確認しておきましょう。

女性は30代から引き続き、子宮頸がんと乳がんなどの女性特有のがんの検査を受けておくと安心です。

また、30代から血圧が高めだったなど、生活習慣病のリスクが気になる方は、動脈硬化の検査をしておくのがおすすめです。心臓や脳の検査、血管の動脈硬化の検査などを追加しておきましょう。

石原藤樹（いしはら・ふじき）先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科（内分泌内科）助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」（総合医学社）などがある。

文：kencom編集部