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2022.02.23

飲んでもよし、料理にもよし。あると便利な「昆布茶」【ちょっと茶話#17】

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

名前に「茶」と付いていても、茶葉で作られていないものはたくさんあります。
本コラムで紹介した麦茶やコーン茶もそうですし、今回ご紹介する昆布茶もそのひとつです。

昆布茶は栄養豊富で調味料にも使える

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昆布茶は昆布を乾燥させて刻んだり粉末状にしたものをお湯で溶いて飲むものです。
塩で味付けしたものや、あられなどを入れて見た目にも華やかにしたもの、または、梅や玉露などのお茶を加えたものなど様々なバリエーションがあります。

昆布のうま味をそのままダイレクトに味わえる上、昆布の栄養もとれるので、健康茶として親しまれるだけでなく、調味料としても使われています。

昆布茶の栄養

昆布には、カルシウム、ヨード、カリウムなどのミネラルや、フコダインと呼ばれるねばねば成分が豊富に含まれています。
フコダインは、抗アレルギー作用や免疫力を高める働きがあるといわれています。

これらの昆布の成分をそのまま摂れるのが、昆布茶です。ノンアルコールなので、時間を選ばず、大人も子供も安心して飲めます。
ただし、塩分が添加されているものは、塩分の摂りすぎに気を付けましょう。

飲んでもよし、料理にもよし

昆布茶は粉末状になっているので、コップに適量入れて、熱湯を注いで混ぜるだけで飲めます。
減塩タイプのものや、水にも溶ける微粒子タイプのもの、化学調味料不使用で天然のうま味が味わえるものなど、さまざまな種類が出ています。
スーパーで手軽に購入できるので、自分好みの味を見つけてみましょう。

また、余ったらだしの素の代わりにおでんに入れたり、煮物や炒め物、和風パスタなどの味付けにも使えますよ。
飲むだけでなくいろいろな活用ができるので、ご家庭に常備しておくと便利です。

りんひろこ

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料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

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