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2023.11.12

ピリ辛×甘みがクセになる!牡蠣と厚揚げのコチュジャン炒め【シーフードの気分】

kencom公式:料理研究家・りんひろこ

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魚の脂質に含まれるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は、血液中の中性脂肪やコレステロールを低下させ、動脈硬化予防に役立つと考えられています。具体的には、心筋梗塞や狭心症などの心疾患や、脳梗塞などの脳血管疾患、脂質異常症に認知症など、生活習慣病の予防が期待できます。

本連載では、季節の海の幸が豊富な神奈川県三浦と東京で二拠点生活を送る料理研究家のりんひろこさんに、旬を迎える魚介レシピを教えてもらいます。

今月のテーマは牡蠣です。牡蠣は種類にもよりますが、真牡蠣と呼ばれる牡蠣は冬に旬を迎え、スーパーなどの売り場で見かけると、ぷりぷりとしていてとても魅力的です。海のミルクとも呼ばれる牡蠣には栄養がたくさん詰まっており、ぜひこの時期に食べたい食材です。

厚揚げプラスでボリューム満点おかずに。牡蠣と厚揚げのコチュジャン炒め

Adobe Stock

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牡蠣は生食でも、焼いたり煮たりしても美味しくいただけます。今回は植物性たんぱく質が豊富な厚揚げと一緒に炒めて、ボリュームをプラス。食べ応えのあるおかずになります。

今回ご紹介するレシピでは、コチュジャンで炒めることで、ピリ辛さと甘みも加わります。おつまみとしても美味しくておすすめです。

材料(3~4人分)

牡蠣 150g(大8なら個、小なら14個くらい)
厚揚げ 2枚300g
青ねぎ 4本
片栗粉 大さじ4
ごま油(サラダ油でもOK) 少々

【調味料】
コチュジャン 大さじ1と1/2
酒 大さじ2
砂糖 大さじ1と1/2
しょうゆ 大さじ2
にんにくチューブ 大さじ1/2
水 100㏄

作り方

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1. 牡蠣に大さじ1程度の片栗粉をふりかけ、全体になじませてから流水で洗い、ペーパータオルで水分をふき取る。

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2. 厚揚げは一口大に切り、青ねぎは3cmの長さに切る。

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3. 1で準備した牡蠣に片栗粉大さじ3を全体にかけてしっかりまぶし、ごま油を熱したフライパンに入れて、両面に焼き色がほんのりつくまで中火で焼く。

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4. 厚揚げも加えて両面を焼いたら、一度火を止め【調味料】を加える。

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5. 調味料と材料から出た水分が合わさった汁が沸騰してから、2~3分炒める。汁にとろみがついたら青ねぎを加えてさっと炒めて出来上がり。

りんさんからのアドバイス

牡蠣の下処理には片栗粉が欠かせません。片栗粉が雑菌などを包み取り除いてくれるので、片栗粉をまぶしてしっかり洗いましょう。臭みも取れてより美味しくなる大切なひと手間です。

雑菌を取り除き、炒めるときに余分な水分が出ないよう、洗った牡蠣はキッチンペーパーでしっかり拭くのもお忘れなく。

牡蠣には亜鉛や鉄分が豊富に含まれています。また、今回一緒に料理する厚揚げからは大豆のたんぱく質が摂れ、バランスのよい組み合わせといえるでしょう。コチュジャンを使った韓国風の味付けで、いつもとは違う牡蠣を楽しんでください。

記事情報

引用・参考文献

著者プロフィール

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りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。

制作

文・レシピ・写真:りんひろこ

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