2018.11.14
なかなか味が決まらない…から卒業!? 「甘辛万能ダレ」でスピード味付け【ラクしておいしい! 子どもごはん Vol.4】
働くママのための「シンプルでおいしい子どもごはん」がライフワーク。おさんどんを楽しむ時短料理や、育休復帰を目指すキッチンづくりを提案する料理研究家・田内しょうこさんのレシピ連載です。
「ラクしておいしい! 子どもごはん」vol.4は、常備しておきたい「甘辛万能タレ」です。私が開催している時短料理セミナーでもいちばんにおすすめしているのがこの自家製タレ。
これひとつで、基本の和風の味つけが完成! 急いでいるときにも味つけに迷わず、失敗もないので、手早く料理を仕上げていくことができます。レパートリーも豊富なので、料理の幅も広がりますよ。
Vol.4 甘辛万能タレ
■和食の味付けがすぐ決まる! 「甘辛万能タレ」
“万能タレ”というと、なんだか作るのが難しそう…と感じてしまうかもしれませんが、作り方はとても簡単! 常備しておくと、忙しい日でもおいしいごはんがすぐに作れるので、本当に助かります。
▼甘辛万能タレ(基本バージョン)
(冷蔵保存 約1ヶ月)
【材料】
※作りやすい量
醤油 2カップ
みりん 1/4カップ
砂糖 80g(大さじ8くらい)
【作り方】
1、小鍋に調味料をすべて入れ、弱火にかけて砂糖を煮とかす。砂糖がとけたら火をとめ、煮沸した保存容器に入れる。
保存容器は、お持ちのガラス製のもので大丈夫ですが、醤油の空き瓶なども、液ダレがしにくく使いやすいのでおすすめです。
保存期間は、冷蔵庫で約1ヶ月ほど。醤油の風味が落ちていくので1ヶ月くらいで使い切るのがベストです。さきほどご紹介したレシピの分量では多いかも、という方はとりあえず半量からお試しくださいね。
■「甘辛万能タレ」があれば、レパートリーが広がる!
甘辛万能タレは、鶏や魚の照り焼き、きんぴら、肉じゃがなどの煮もの、豚肉のしょうが焼き、親子丼、炊き込みごはんなど、基本の和食の味付けに使えます。お酢を加えれば三杯酢としても。少しアレンジを加えれば和風以外の味付けにも使えます。
例えば、ごま油、にんにく、鶏ガラスープなどを加えれば、中華風や韓国風の味付けになり、レパートリーが一気に広がります。
お好みで少し醤油を足したり、砂糖を足したりして、味を調えてももちろんOKです!
次のページでは、甘辛万能タレを使った子どもに人気のレシピ2品をご紹介しましょう。
■「れんこんの肉巻き」や「チャプチェ」が甘辛万能タレで簡単に!
わが家で人気の「れんこんの肉巻き」と、子どもの大好きな春雨を使った「チャプチェ」のレシピをご紹介しましょう。
▼家族にも大好評! 「れんこんの肉巻き」
【材料】
豚うす切り肉 300g
れんこん 1節
甘辛万能タレ 大さじ2~3
油 小さじ1
【作り方】
1、豚肉を広げ、適当な太さに切ったれんこんを巻く。
2、フライパンに油を中火で熱し、1の巻き終わりを下にして焼いていく。
3、転がしながら表面に焼き色をつけたら、甘辛万能タレを入れ、軽く煮詰めてから全体にからめてできあがり。
巻く野菜は、季節のもの(かぼちゃ、ししとう、オクラ、ネギ、大根、えのきなどなど)やお好みのものでOK! どんな野菜でもおいしく、お弁当にもぴったりの一品に仕上がりますよ。
▼子どもに人気!「チャプチェ」
【材料】
牛切り落とし肉 100g
玉ねぎ 中1個
ピーマン 2個
にんじん 1/3本
春雨 100g
にんにくすりおろし 小さじ1/2
油 小さじ2
<タレ>
甘辛万能タレ 大さじ3
水 1カップ
鶏がらスープのもと 小さじ1
ごま油 小さじ1
白ごま 小さじ1
【作り方】
1、春雨は袋の指示通りにゆでる。牛肉は細切りにし、塩こしょうをふる。玉ねぎは8mm幅のくし切りに、ピーマンは縦に細切りに、にんじんは短冊切りにする。
2、フライパンに油を熱し、牛肉とにんじんを入れて炒める。肉の色が変わったら玉ねぎ、ピーマンも追加していためる。
3、タレの材料を合わせて2に入れ、水を切った春雨を加えて炒め煮にする。仕上げに白ごまをふる。
甘辛万能タレがあれば、迷いがちな味つけが簡単に決まります。ぜひ作ってみてくださいね。
レシピ提供:田内しょうこ
アメリカ・カリフォルニア州のMills Collegeを卒業後、出版社での雑誌編集などを経て料理研究家に。「かんたんに美味しく、楽しく食べる」がモットーで、ゆるっとオーガニックマニア。よいものをシンプルに食べる生活を追究している。日頃はジミ弁を作り、和食メインの滋養食を楽しむも、パーティ料理、アメリカ料理、粉もの菓子も大好き! 働くママのための「シンプルで美味しい子どもごはん」がライフワーク。
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