2021.10.20
ダイエットにも!台湾のとろ〜り豆乳スープ「鹹豆漿(シェンドウジャン)」
台湾では朝食を外のお店で食べる人が多く、朝ごはん屋さんが充実しています。
朝ごはんの中でも、豆乳を少量のお酢で半分固めてとろっとさせて、干し海老や揚げパンなどを入れて食べる「鹹豆漿(シェンドウジャン)」という朝ごはんは老若男女問わず愛されています。
豆乳の優しい味でするっと食べやすい上に、タンパク質や鉄分も摂れます。ダイエット中の置き換え食としてもおすすめです。
【材料(1人分)】
豆乳 150ml
餃子の皮 1~4枚
A
ザーサイ 適量
小ねぎ 適量
桜海老 適量
※Aの材料は1週間程度もつので、多めに切り全て合わせてタッパーなどに入れておけば、毎朝鹹豆漿を手軽に楽しめます。
※ザーサイの代わりに、たくあんやきゅうりの漬物など、お好きな漬物に代えてアレンジすると違った味わいに。
しょうゆ 小さじ1
酢 小さじ1
ラー油(お好み)適量
サラダ油 適量
作り方
1.フライパンに多めの油(底から0.5cmほど)を入れ、熱してから餃子の皮を並べて両面を揚げ焼きする。
2.ザーサイはみじん切り、ねぎは小口切り、1の揚げ餃子の皮は手で好みの大きさに割る。
※揚げた餃子の皮は、細かく割ってからジップロックに入れて冷凍できる。凍ったまま器に入れて豆乳を注げば、ある程度のパリパリ感を味わえる。
3.豆乳を小鍋に入れて弱火で吹きこぼれないように温める。その間に、深めの器にしょうゆと酢、Aの具材を入れておく。
4.沸騰寸前まで温まった豆乳を、熱いうちに3の器にそそぐ。お好みでラー油をたらす。
※豆乳は沸騰させると分離してしまうため、必ず沸騰前に火を止める。
おいしいワンポイントアドバイス
大豆はお肉に比べて低カロリーな上、タンパク質の吸収・分解に時間がかかるので満腹感を得やすいと言われます。
また豆乳には腸の環境を整えるオリゴ糖や、サポニンという強い抗酸化作用のある栄養素が豊富。免疫力を上げ、脂質の酸化を抑えながらその代謝を促進するので、中性脂肪の吸収を抑制する効果が期待できます。
腹持ちが良くタンパク質が豊富なほっこりスープ。寒くなるこれからの季節にぴったりですよ。
りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。