2022.12.14
3役こなす、はんぺんが決め手!「鶏のふわふわつみれ鍋」で温まろう
寒くなってくると温かいスープ料理や鍋料理が食べたくなりますね。
鍋の定番具材であるつみれの調理は、材料を切ったり、調味料を色々と使って味を調整したり、つなぎに卵を入れたりと、細かな作業が多く手間に感じることも。しかし、すでに味が整っているはんぺんを1枚使えば、調味料、つなぎ、ふんわり効果の3役をこなしてくれます。
鶏ひき肉、しょうがのすりおろし、はんぺんだけでも、美味しいつみれが出来上がりますが、今回は冬の免疫力アップの心強い味方であるニラもプラス。包丁の代わりにキッチンばさみを使えば、洗い物を減らすことができます。
鶏はんぺんつみれだけでも栄養満点なスープになりますが、冷蔵庫にある他の野菜や豆腐などを加えると鍋にもなりますし、うどんや春雨などを加えても、満足する1品料理になりますよ。
【材料】(3~4人分)
はんぺん 1枚
鶏ひき肉 150g
ニラ 1/2束
しょうが(すりおろし) 1かけ
A
水 700cc程度
鶏ガラスープの素 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
酒 大さじ1
その他、白菜、ほうれん草などの葉物野菜やニンジンなどの根菜などお好みの野菜 適量
(写真は白菜2~3枚、にんじん1/2本を使用)
作り方
1.ビニール袋に、手で4等分ほどにちぎったはんぺんと鶏ひき肉、しょうがのすりおろしを入れ、ニラをキッチンバサミで1cm程度に切りながら加えて、ビニールの中でよく混ぜ合わせる。
2.鍋にAを入れて火にかけ、沸いたら1のつみれ種をカレースプーンなどですくいながら入れる。
3.このままつみれスープとして食べても良いが、お好みの野菜を加えて鍋にしても良い。または、春雨やうどんを加えて1品料理にしても◎具材を増やしたことで味が薄くなったら、塩(分量外)を少々加えて調整する。
おいしいワンポイントアドバイス
ニラはβカロテンが豊富な緑黄色野菜ですが、ビタミンEも豊富に含んでおり、抗酸化作用を高め、皮膚の代謝促進効果が期待できます。またニラの独特のにおいの元であるアリシンは、ビタミンB1と結びついて疲労回復をサポートします。
記事情報
著者プロフィール
りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。
制作
文・レシピ・写真:りんひろこ