2021.06.28
らっきょうが余ったら試してみて!豚ひき肉のそうめんチャンプルー
夏といえばカレーが食べたくなりますが、付け合せの「らっきょう」が余りがちではないでしょうか。
付け合わせで余ったらっきょうの甘酢漬けは、炒めたり、刻んでタレやタルタルソースにしても美味しくいただけます。
今回は、夏場に食べたくなるそうめんのアレンジとして、らっきょうを使ったそうめんチャンプルーをご紹介します。
そうめんは茹でてめんつゆで食べるという定番の食べ方ばかりになってしまいがちですが、油でそうめんを炒めると、つるっとのど越しもよく、肉や野菜も一緒に摂れる栄養満点な麺料理に変身しますよ。
材料(2人分)
豚ひき肉 250g
ニラ 1/2束
らっきょうの甘酢漬け 10~12個(40g)
しょうが 1片
ごま油 大さじ1
A
オイスターソース 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
酒 大さじ2
そうめん 3~4束
作り方
1.ニラは2cm幅に切り、らっきょうとしょうがは薄切りにする。そうめんを茹でる用に、鍋にたっぷりの水を入れて火にかける。
2.フライパンにごま油を熱し、しょうがとらっきょうを入れる。しょうがの香りが立ったら、ニラと豚ひき肉を入れて炒める。豚ひき肉の色が変わるまで炒めたらAを加え混ぜ合わせ、火を止める。
3.鍋が沸騰したらそうめんを入れ、2分程度茹でてざるにあげておく。
4.2のフライパンに3のそうめんを入れ、全体を混ぜ合わせるように炒めたら出来上がり。
おいしいワンポイントアドバイス
らっきょうの独特の匂いは、玉ねぎなどネギ科に多く含まれる硫化アリルという成分によるものです。硫化アリルにはビタミンB1の吸収を助け、疲労回復や滋養強壮に効果があると言われているほか、血液をサラサラにして血栓をできにくくする作用があるとも言われます。
また、らっきょうはフルクタンという水溶性食物繊維を豊富に含んでいて、これは糖の吸収を穏やかにしてくれます。
甘酢漬けのお酢に含まれる酢酸やクエン酸は、疲れの原因である乳酸を分解する働きがあるので、らっきょうの甘酢漬けは疲れやすい夏の時期におすすめの食材です。
りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。