2021.03.24
良質なタンパク質を!フレイル対策にもなる鶏肉のパイナップル生姜焼き【安心ごはん#6】
高齢になると肉や魚がかみ切りにくくなり、肉や魚を避けがちになります。しかし、最近問題になっているフレイルという筋肉の低下が引き起こす健康問題の解消には、動物性タンパク質の摂取が欠かせません。
肉や魚は低温長時間の調理でも柔らかくなるのですが、時間や手間をかけられない時にはフルーツ酵素を使ってタンパク質の繊維を溶かすことで、肉や魚を簡単に柔らかくすることができます。
そのまま調理してもおいしい味付けで、フルーツ酵素を使った鶏肉料理をご紹介します。
材料(2~3人分)
鶏もも肉 1枚(200g程度)
パイナップル(生) 50g ※カットパインなどでもOK
ピーマン 3~4個
A
醤油 大さじ1と1/2
みりん 大さじ1
酒 大さじ1
砂糖 大さじ1/2
生姜のすりおろし 1かけ(小さじ1)
油 小さじ1
作り方
1.パイナップルは薄切りにする。ピーマンはへたと種をとり、細切りにする。鶏もも肉は小さめの一口大に切る。
2.ビニール袋に鶏肉とパイナップルを入れ、Aの調味料も加えてよくもみ込む。
3.ビニール袋から空気を抜いて口を縛り、そのまま15分以上置く。(冷蔵庫で1時間程度置いておくとさらに柔らかくなる)
4.フライパンに油を熱し、3の鶏肉だけ入れて中火で3~4分焼く。
5.ピーマンと3の残りの漬け汁とパイナップルを加えて、煮汁が少なくなるまで2~3分煮詰める。焦げないように気を付ける。
おいしいワンポイントアドバイス
パイナップルは缶詰では酵素の働きが期待できないので、生のものを使ってください。キウイフルーツ(1個)でも代用できます。
鶏肉を豚薄切り肉に変えたり、野菜もピーマン以外にもお好きな野菜に変えたりしてアレンジできますよ。
ぜひ一度このフルーツ酵素で肉や魚を柔らかくする調理法を試してみてください。
りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター
京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。