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2018.02.14

お腹から温まる!帆立と生姜のお手軽ごはん【和ごはん・生姜特集#1】

KenCoM公式:管理栄養士・圓尾和紀

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お米と一緒に、お好みの具を入れて炊き上げる炊き込みご飯。ごはんに素材のうま味が染み込むので、お弁当やおにぎりにして冷えた状態で食べても、また違った美味しさが楽しめます。

今回は香り高い生姜、そしてうま味たっぷりの帆立を使います。炊き込みご飯は出汁で炊くレシピも多いですが、今回は缶詰の帆立とその缶汁をまるごと使って、簡単に美味しく炊き上がるレシピを作ってみました。

生姜と帆立の炊き込みご飯

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帆立は、正式名を「帆立貝」と言い、ほとんどが貝柱を食用としていることから、単に「貝柱」と呼ばれることもあります。帆立貝は比較的低い水温を好むため、日本では北海道が一大産地で、それに太平洋側の東北地方(青森、岩手、宮城)が続きます。

帆立には、グルタミン酸やコハク酸といったうま味成分が豊富に含まれているので、その煮汁にも十分なうま味が含まれています。

【材料】(2人分)

・お米 2合
・帆立缶詰 小1缶(約60g)
 ※ たっぷり使いたい場合は倍量の大缶(約130g)
・生姜 ひとかけ
・帆立缶詰の缶汁 缶に入っている量
・水 約300cc
 ※ 量は後ほど調整します(作り方で紹介します)
・醤油 大さじ1
・酒 大さじ1

【作り方】

1:お米を研ぎ、30分〜1時間ほど水に浸けて吸水させる。

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生姜は皮をむいて千切りにする。缶詰から帆立を取り出す(缶汁を取っておく)。

2:炊飯器の場合、お米をザルに上げて釜に入れ、帆立の煮汁、醤油、酒を加え、水を足して2合目の目盛りまで合わせる。
土鍋の場合は、規定の水分量から缶汁と醤油、酒の量を除いた量の水を加える。

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上に帆立と生姜をのせて通常どおり炊飯する。

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炊き上がったら帆立の身をほぐしながら、全体をサックリと混ぜて出来上がり。

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うま味のほか、甘味も豊かな帆立の風味と生姜の香りに食欲をそそられます。帆立の水煮缶はほかにも炒め物や和え物、汁物などに活用できますので、ぜひいろんな楽しみ方を考えてみてくださいね。

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著者プロフィール

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■圓尾和紀(まるお かずき)
“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。日本の伝統食の良さを現代の生活に活かす「和ごはん」の考え方を伝えている。『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。

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