癒し効果も！お手軽栽培キットで「育てる」＆「食べる」を楽しもう！

外出自粛が推奨される昨今、家での過ごし方のアイデアに苦戦する方も多いのでは？そこで今回は、室内で手軽にできて癒しにもなる野菜やきのこの「栽培キット」をご紹介。

「やりたくても庭がない…」「飽きっぽいからきっと収穫まで育てられない…」とためらう方も心配ありません！これからご紹介するアイテムは、長続きしない方も簡単に育て上げることができますよ。

ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの新芽のこと。カイワレ大根に似ていて、むしゃむしゃとした歯ごたえが特徴の発芽野菜です。

ブロッコリー自体も栄養価が高い緑黄色野菜なのですが、ブロッコリースプラウトはさらに栄養価が高いのが特徴。特に、高い抗酸化作用をもつ「スルフォラファン 」というフィトケミカルは、成熟したブロッコリーの約７倍もの含有量を誇ります。そのため、健康野菜としてブロッコリースプラウトが今、注目を集めているのです。

このブロッコリースプラウトを自宅で簡単に栽培できるキットがこちら。
容器に水を張り、メッシュ皿に種をまいたら、１日に１～２回水を替えるだけ。数日で発芽しますので、あとはお好みの長さまで育てましょう。

ちなみに、ブロッコリースプラウトは発芽してすぐのほうが栄養価が高いという研究もあります。発芽後３日程度で収穫して濃い栄養を丸ごと摂ってもいいし、1週間ほど育てて食べる量を増やしてもいいでしょう。種は２回分付いてきますので、一回育て終わってももう一度楽しめるのが嬉しいですね。

（画像提供：株式会社グリーンフィールドプロジェクト）

おうちで育てる野菜と言えば、小松菜などの葉物か、ミニトマトなどの実物が定番ですよね。土深くまで根を張る根菜なんてゼッタイ無理！なんて思っていませんか？実は根菜でも、しっかり深くまで土が入るポットを使用すれば家庭で育てることができるのです。

『おうちで根菜栽培セット』は、なかなかホームセンターなどでは販売していないような深めのポットがついていて、深く根を張る根菜をお手軽に育てられるキット。

育てられる野菜は、だいこん、にんじん、ごぼうと３種類あるので、お好みのものを選びましょう。どの根菜も出来上がりはミニサイズなので、使いきれなくて困ることもありません。

根菜栽培の楽しさは、土の中でどのくらい大きくなったかな？…と、見えない地中に思いをはせるワクワク感。待ちに待って引き抜く瞬間には、収穫の喜びを実感できるのではないでしょうか。

（画像提供：聖新陶芸株式会社）

植物を育てたいけど、住んでいる部屋は日当たりが悪くて…とご心配の方には、こちらの『しいたけ栽培キット』がおすすめ。しいたけは日当たりが良いと育たない菌類なので、実は、直射日光が当たらない部屋ほど育てやすいのです。

「しいたけを育てるのは難しそう」という印象をお持ちの方も多いでしょうが、このキットなら大丈夫。日々のお手入れは、霧吹きで栽培ブロックを湿らせるだけです。

直射日光の当たらない場所に置いて付属の透明な蓋をしておけば、５～８日程度でニョキニョキとたくさんのしいたけが生えてきますよ。それはまるでキノコ山のようで、いかにもSNSで映えそうなビジュアルです。

しいたけは成長が早く、次から次へと面白いように生えてくるので、毎日眺めるのが楽しみになること請け合い。また、採りたてのしいたけは香りも高く、歯ごたえも抜群なんです。何の料理にして食べようかとウキウキしちゃいますね。

一通りしいたけを採り終わっても、栽培キットをバケツに沈めてしっかり浸水させれば、なんともう一度育てることが可能です。うまくいけば、３度目を育てられる場合もあるとか。長い間収穫を楽しめるという意味では、かなりお得なキットかもしれませんね。ただし夏場は収穫量が減る傾向にあるそうなので、ご注意を。

※高温な時期の栽培には冷房で室内温度27℃以下にしていただく必要があります。室内温度が高くなると、しいたけの発芽が弱く少なくなります。
※現在は通販サイト「森のきのこ倶楽部」で販売しています。品切れの場合は、販売ページ内で入荷日のご案内をしています。詳細はメーカーのホームページにてご確認ください。

（画像提供：森産業株式会社）

毎日成長する様子を眺めて楽しみ、育てて癒され、そして出来上がった野菜を食べて楽しむ…。そんな一石三鳥の栽培キットはいかがでしたでしょうか？

ここで紹介したものは、短期間で食べられるまでに成長するので、飽きっぽい方でも投げ出さずに育てられると思います。それに、採りたては栄養もあり美味しいので、一度育てたら他の野菜にもトライしたくなるかもしれませんね。

心には癒しを、身体には栄養をもたらしてくれる栽培キット。あなたもぐんぐん大きくなる野菜の成長を楽しんで、日々の生活に癒し時間を添えてみませんか？

■小高未絵（おだか・みえ）
フリーライター、フリー編集者、保育士。
保育士資格と子ども4人の子育て経験を生かし、人間関係のコミュニケーション術や子育てノウハウ系の記事を得意とする。大切にしていることは「誰にでもわかりやすく、人の心に寄り添うライティング」。