2018.11.21
お酒の席が多いときの強い味方!「あさりの卵とじ丼」【男の和ごはん・丼物編#26】
今回は、あさりを使った卵とじ丼をご紹介します。
貝は日本人が昔から食べてきた食材ですが、普段なかなか口にしないという方も多いのではないでしょうか。しかし、貝には同じ海の食材である魚とはまた違う栄養の特徴があるので、ぜひ食べてほしい食材です。
あさりは、肝臓の解毒機能を高める働きもあるので、お酒の席が多いときに活躍してくれます。
貝の砂抜きさえきちんとすれば、あとは簡単に作れますよ!
あさりの卵とじ丼:約410kcal
【材料】(2人分)
・あさり(殻つき)200g
・ごぼう 80g
・卵 2個
・青ねぎ 適量
・水 大さじ1
・酒 大さじ1
[A] 出汁 50cc
[A] 醤油 大さじ2
[A] みりん 大さじ2
[A] 酒 大さじ2
[A] 砂糖 大さじ1
・ごはん 2膳分
【下準備】
①あさりは砂出しして殻をこすり合わせるようにして洗う。
②ごぼうはささがきにして水にさらす。青ねぎは小口に刻む。卵はボウルに割り入れて溶く。
【作り方】調理時間:約10分
1:フライパンに水と酒、あさりを入れて蓋をして中火にかけ、殻が開いたら身を取り出す。
2:[A]を鍋に沸かし、1で取り出したあさりとごぼうを入れて、2〜3分中火で煮る。卵を菜箸を伝わせながら加えて、火を通す。
3:丼にごはんを盛りつけ、2を乗せてねぎをちらす。
ごぼうは、火を通しすぎないようにするとシャキシャキ感が残っておいしいです。噛みごたえがあるので、早食いになりがちな丼も自然とよく噛んで食べられます。
豊富なミネラルと生活習慣病予防にもなるタウリン
あさりはミネラルの宝庫で、余分な塩分を身体の外に出して高血圧の予防になるカリウムや不足しがちなカルシウムと鉄分、そしてたくさんの種類の代謝に必要なマグネシウムも豊富に含んでいます。
さらに、あさりのうま味成分でもあるタウリンという栄養素は、肝臓で胆汁の生成を促進して余分なコレステロールを身体の外に出してくれるので、生活習慣病の予防にも役立ちます。
ぜひ上手に取り入れて、体調をコントロールしてくださいね。
▼過去のレシピはこちら!
著者プロフィール
■圓尾和紀(まるお かずき)
“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。日本の伝統食の良さを現代の生活に活かす「和ごはん」の考え方を伝えている。『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。