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2016.10.24

小さな成功体験がトレーニング継続のコツ!【美女アスリート連載】

KenCoM編集部

スポーツの秋。ダイエットなど何か目標に向かってトレーニングを始めた方もいらっしゃるでしょう。でも長く続けるほどに、メンタル面やパフォーマンス面で思いもしない壁に当たることも。今回は、トライアスロン選手として日々ハードな練習を続ける北川麻利奈さんに、長くトレーニングを続けるために知っておきたい心構えや行動を聞いてみました。

トレーニング継続のコツは?

思い通りに行かないときは誰にでもある

こんにちは!トライアスリートの北川麻利奈です。スポーツ経験のある方は特に心当たりがあるかと思いますが、長期間スポーツを続けていると必ず当る壁がありますよね。

ダイエットや美しい体作りには、必ず思い通りに行かないときがあること、そしてそれを突破するコツについてお話しようと思います。

強迫観念は手放して、楽しんだ者勝ち

例えば、皆さんが義務教育を受けられた小中学校では、『走ること』はどのような位置づけだったでしょうか?もしかすると、何かしらの罰や規則だったという認識がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そして、大人になった今、『走る』ということが楽しいと思えずにランニングは辛いものだという概念があるなら、きっと幼少の頃に刷り込まれた強迫観念があるのかもしれません。
何かを自主的に継続するために一番大切なのは、この強迫観念を持たずにいかに楽しめるか。これに尽きるでしょう。

目で見て、体で感じてデータを見て、成果を体感することで、トレーニングはもっと楽しくなるんです。

では、トレーニングの目的別に楽しむためのコツをいくつかお伝えさせてください。

目的別トレーニングの楽しみ方

1、ダイエット:毎日自分の体を鏡でチェック

美しい体を求めてダイエットに励むとき、身体の変化を体重で判断する方もいらっしゃいますが、実は重要なのは見た目です。視覚的に変わった!と感じられることや、周囲からの痩せたのでは?という一言がモチベーション維持に大きく繋がります。

体重計に乗り、体重の増減に一喜一憂するのではなく、毎日じっくりとご自身の身体を見てください。毎日続けることで、小さな変化に気づくことができます。また、食べ過ぎてしまった時にどこに脂肪がつきやすいのか、

どこから痩せやすいのかなどご自身の特徴にも気づくことができます。

2、筋トレ:鍛えている部分を実際の日常生活で使ってみる

肩甲骨を鍛えたらスイムで確認

トライアスリートである私は、練習前に鍛えたい箇所の筋トレを行います。

例えば、スイム練習の際に広背筋(背中の筋肉)をしっかり使って泳ぎたい時には肩甲骨を動かす筋トレをします。
そうすることで、その筋肉に刺激が入り、目覚め、全身を連動させる動きの中でその箇所をしっかり使えるようになるのです。

座っているときは、腹筋を意識してみる

皆さんが日常生活を送られる中でも、腹筋が筋肉痛だと普段よりも腹筋が痛いという観点からそこに意識が向くと思います。そういったように、鍛えている部分を歩いている時、椅子に座っている時、立っている時にぜひ意識してみてください。
いつもなら座っている姿勢で腹筋が抜けてしまっていても、意識をすると骨盤が立ち腹筋に力が入り、座っているだけでも腹筋を使えるようになります。こういった些細な意識が身体の変化をもたらすコツの一つです。
そうすると、変化にも敏感になり、筋トレを楽しめるようになります。

小さな成功体験を「見える化」しよう

トレーニングでも、PDCAを回す

スポーツ選手は、目標に向けてトレーニング計画を立て、TODOリストを作り、それに対しての結果を記録してPDCAを回しています。

ご自身でこうなりたい!という目標を具体的に掲げ、その目標を達成するためにやるべきことを逆算し、アクションプランにする。そして、達成率がどれほどのものだったのか。なぜ達成できたのか、できなかったのか。要因を探って改善案を立て、さらに実行する。
仕事に似ていますよね。トレーニングも、記録をつけて可視化すると客観的に捉えるきっかけとなります。

手帳の隅っこでも、トレーニング記録用のスマホアプリでも結構です。ぜひ記録をつけてみることをおすすめします!

達成できた喜びは、自分だけのご褒美

私の場合、エクセルで月間トレーニングスケジュールを立てています。朝昼夜と3つの時間帯に分けてマストなスケジュールと照らし合わせながら実現可能かつ最大限のパフォーマンスを目指す。一週間ごとに振り返りをしますが、質と量ともに100%達成できた時はよく頑張った!と自分のことを褒めています。

そして、日々のそういった行動や思考はなりたい自分になるためにちゃんと努力をして結果を出せているという小さな成功体験となり、積み重なり、やがて大きな自信となって自分に返ってきます。

そんな時、幼少の頃に本読みをすると母からサインをもらえて、嬉しかったのをふと思い出します。小さなこの喜びは自分だけのご褒美です。皆さんも是非試してみてくださいね。

<お話を伺った方>

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■北川麻利奈さん (トライアスロン選手)
水球日本代表(アテネオリンピック強化選手)を経て、株式会社リクルートにて4年間コンサルティング営業に従事。クライアントの経営課題解決における戦略立案、広告、商品開発、人材育成など幅広く行い、営業MVPなど社内表彰を5回受ける。その後出版社にて2年間ファッション誌の広告営業に従事。夫のUS駐在同行のため退職し、1年間NYで生活。帰国後現在はトライアスロンにおいてセミプロ(サプライヤー契約ブランド数社)として活動中。

2014年10月 日本選手権出場
2016年5月 ホノルルトライアスロン女子総合優勝

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