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2016.10.07

肩こり・腰痛にも!ビジネスに効く体幹トレーニング【美女アスリート連載】

KenCoM編集部

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サッカーの長友選手に、大リーグのイチロー選手。長い選手生活を続けるアスリートがこぞって実践する筋トレが「体幹トレーニング」です。今回はスポーツのパフォーマンスを上げる「体幹トレーニング」がビジネスや肩こり・腰痛などの不調にも良い理由、そして自宅で簡単にできるトレーニングをトライアスロン選手として日々ハードな練習を続ける北川麻利奈さんに伺いました。

トレーニング姿とはまた違った印象の、美しい北川麻利奈さん

トレーニング姿とはまた違った印象の、美しい北川麻利奈さん

そもそも体幹とは筋肉だけではない

こんにちは!トライアスリートの北川です。KenCoMをご覧の皆さんなら、身体を鍛えている方でもそうでない方でも、『体幹』というワードを耳にされたことがあると思います。

体幹トレーニングと聞くと”腹筋を鍛えること”と連想されがちですが、実は体幹は腹筋だけはなく、人の身体の頭部と四肢を除いた胴体の中心部分のことを指します。体幹は主に骨盤、背骨、肋骨、肩甲骨の4つの骨で構成されており、それらを取り巻くように支える筋肉と動くための筋肉が付いています。

この4つの骨と筋肉からなる体幹は、仕事に熱中するビジネスパーソンにとって大変重要な役割を担っているのです。

体幹を鍛えてると、どんな良いことがある?

姿勢が良くなって、首こり、肩こりも軽くなる

まず第一に姿勢がきれいになります。
座っている時、立っている時、歩いている時。どんな時も姿勢が美しいことは見た目にも健康面でも重要なこと。これは主に腹筋で支えられています。皆さんの周りを見渡してください。猫背で首が前に出た状態でPCに向かっていたり、肩が前に出た猫背状態で社内を歩いている人はいませんか?これは完全にお腹の力が抜けてしまっている証拠です。

このような姿勢で仕事をしている姿は決して美しいとは言えない上に、首の後ろの頸椎や肩甲骨周りの血流が悪くなってしまうことから慢性的な首の凝り、肩凝りの大きな原因となってしまっています。

体幹力があがるとプレゼン能力もアップ?

また、立ち姿勢でプレゼンテーションをする時。しっかり胸を張って堂々と話す姿は信頼感につながりますね。人間の四肢の動きは体幹から生み出されます。体幹がしっかりしていることで身振り手振りをしたり、歩きながら話したり、時には立ち止まったりという手足の動きが安定してくるのです。

もちろん仕事のシーン以外にも、通勤時から姿勢を正して力強く歩くことや、ランチを食べている時に姿勢がすっと上に伸びている人は、自分を上手に管理できているようにさえ見えるほど。人の印象とはちょっとしたシーンで直感的に感じることが多いものです。
アスリートや接待ゴルフをする人でなくても、体幹を鍛えることは日常において重要なことなのです。

アラームで筋トレ忘れを予防!自宅できるトレーニング

1、ストレッチポールを使った簡単体幹トレーニング

自宅でも簡単に体幹を鍛えることができます。
お勧めはストレッチポール。ストレッチポールはストレッチに役立ちますが、それ以外にも多岐にわたる活用術があり、そのうちの一つが体幹トレーニング。仰向けにストレッチポールに寝転がると、その不安定さから身体がぐらつき、そのために腹筋が使われます。片足を上げるとさらに負荷が高まり、最初はバランスを取ることだけで十分なほど。

さらに強度を上げたい方は、床に足をついた状態でストレッチポールの上でゆっくりと腹筋運動をしてください。呼吸を止めないように、じっくりと上体を上下させることで床の上で腹筋をするよりも少ない回数で刺激を加えることが可能です。

2、腹筋が割れる腹凹トレーニング

くびれを作りたい方には、右手を左膝に、左手を右膝にと上体をひねらせた腹筋をすることで腹斜筋という腹筋の横側を鍛えることができます。また、水泳のバタ足をするように足を床から浮かせ、小刻みに上下運動をすると下腹部に負荷がかかり下腹が気になる方に効果的。
まずは10回を3セットからスタートし、毎日始めてみましょう。そして少しずつ回数を増やしていくことで、腹筋があらわになってくることでしょう。

続けるコツはアラーム!筋トレ忘れを予防しよう

続けるコツは、日々の中でゆっくりできるであろう時間にアラームをかけること。そのアラームがあれば、体幹トレーニングを行うことを忘れずに済みます。地味な方法ですが仕事と同様、忘れないためにはTODOとして思い出せるような方法が有効的です。

ぜひ皆さんも今夜からトライしてみてくださいね。

お話を伺った方

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■北川麻利奈さん (トライアスロン選手)
水球日本代表(アテネオリンピック強化選手)を経て、株式会社リクルートにて4年間コンサルティング営業に従事。クライアントの経営課題解決における戦略立案、広告、商品開発、人材育成など幅広く行い、営業MVPなど社内表彰を5回受ける。その後出版社にて2年間ファッション誌の広告営業に従事。夫のUS駐在同行のため退職し、1年間NYで生活。帰国後はApple Japanにて法人に対するプロダクトプレゼンターに従事した。現在はトライアスロンにおいてセミプロ(サプライヤー契約ブランド数社)として活動中。

2014年10月 日本選手権出場
2016年5月 ホノルルトライアスロン女子総合優勝