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2024.06.26

漢方薬にも副作用はある?【医師が解説!健康Q&A】

kencom編集部

世の中に星の数ほどある健康に関する情報。何が本当で、何が嘘?よくある健康に関する疑問について、kencom監修医の石原先生に聞きました。あなたの健康知識をアップデートして、生活習慣に取り入れましょう!

illustration:ayako hosono

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医師の解説

市販の漢方薬を指示通りに服用して問題となることは、ほぼありませんが、まれに漢方薬にも副作用はみられます。以前には、風邪等に処方される小柴胡湯(しょうさいことう)という漢方薬が、間質性肺炎という予想外の副作用を起こして問題となったこともありました。

もし漢方薬使用中に体調不良になった場合は、速やかに医師や薬剤師などに相談するようにしましょう。また、医師から血圧などの薬を処方されている方は、漢方薬との飲み合わせに注意が必要なケースもあります。漢方薬だから大丈夫だろうと自己判断せず、必ず主治医に相談しましょう。

記事情報

著者プロフィール

石原藤樹(いしはら・ふじき)先生
1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科、大学院卒業。医学博士。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任。著書に「誰も教えてくれなかったくすりの始め方・やめ方-ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ-」(総合医学社)などがある。

制作

文:kencom編集部
イラスト:ホソノアヤコ

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