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2020.06.24

【モチベーション維持】ランニングの振り返りについてスポーツ精神科医が解説

RuntripMagazine

ランニング後に記録をつけたり、SNSに投稿したり、反省したりする方は多いのではないでしょうか。今回は、ランニングの『振り返り』について考えます。スポーツを真剣に取り組む方のメンタルケアを行うスポーツ精神科医・岡本浩之先生が解説してくれました。岡本先生は、これまで120人以上のアスリートの治療を担当するなど、メンタルケアの最前線にいながら、自身も2時間48分でフルマラソンを走るランナー精神科医です。

振り返る際、自分に厳しく反省することも多いかもしれません。反省は大事なことで、「次、頑張ろう」というモチベーションにつながります。ですが、あまりに自分に厳しい評価ばかりだと、心に負荷がかかり、ストレスでモチベーションが低下することもあります。振り返る際は、「ダメだったことばかりではなく、良かったことにも目を向けてほしい」と岡本先生。まとめて振り返るより、走ったその日ごとの振り返りがオススメのようです。

岡本先生は、ランニングの終わりに、時間やペースを気にしないダウンジョグをしながらその日の走りを振り返るそう。反省点があったとしても、「決めた練習はこなせた」「決めた距離は走れた」「楽しく走れた」「良い景色が見えた」など、ポジティブな気持ちで終えることが大事なのです。

自分を褒めることで、モチベーションや意欲につながるドーパミンが分泌しやすくなるとのこと。もし、良かったことが思い出せないほど調子が悪い日があっても「じゃあ、追加で◯◯をやろう」と練習やメニューを足して、自分を褒めるポイントを作ってしまいましょう。

ポジティブに自分を褒めることで、モチベーションアップしてみてはいかがでしょうか。

岡本浩之先生

精神科院長。スポーツ精神科医としてアスリートのメンタルケアや運動講座開催、講演、執筆、動画配信を行う、フルマラソンを2時間48分で走る市民ランナー。

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記事を書いた人  Runtrip編集部

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