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2024.03.04

悩んでる人はやってみて!簡単にできておもしろいほど出るようになる【腸絞り便秘解消エクササイズ】

ヨガジャーナルオンライン

女性の悩みで多い「便秘」ですが、体にとっても心にとってもスッキリしない日が続くのはイヤですよね。本日は体を動かしてお通じを促すエクササイズをご紹介します。

大腸の構造を知ろう

食物の消化・吸収・排泄の役割を担う消化管は、口腔から食道→胃→小腸→大腸→肛門まで連続した作りとなっています。大腸は消化管の一部ですが、成人で全長約1.5〜2mの長さがあります。

大腸は結腸(上行・横行・下行・S状)、直腸S状部、直腸に分けられます。大腸の両端は小腸と肛門につながっています。大腸の役割は主に排便に関するものですが、大腸内に存在する菌によって胃腸で消化されない食物繊維を分解したり、免疫機能のサポートを行うなど感染症を予防する働きもあります。

便秘はなぜ起こる?

食べ物は胃や小腸で消化吸収され、大腸に液状の便として送られます。そこからさらに水やナトリウムが吸収され便は固形状となり、大腸の中に蓄積していきます。直腸に便が移動することで私たちは便意を感じ、排便反射が起きます。

ところが便が排出されないでいると、大腸内で蓄積されている便からさらに水分が吸収されてしまいます。便がどんどん硬くなると、ますます排便がしずらい状況に。便が溜まると下腹部ぽっこりの原因にもなり、腸内の悪玉菌も増加しやすくなることから肌荒れや大腸の病気に発展することもあります。

便秘になる原因

・食物繊維の少ない食事、ダイエットなどで食事の量を極端に減らす、水分摂取不足
・ストレスを受け続ける
・腸の運動や筋力の低下による排便反射の低下
・消化器系や内科系、神経系の疾患
・薬による副作用

生活習慣や食生活の乱れなどが原因となって起こる便秘はそれらを改善することで解消されますが、別の症状によって引き起こされる便秘もあります。気になる時は医療機関を受診してみてください。

便秘解消に効く【腸絞りエクササイズ】

腸を刺激して排泄を促すエクササイズの紹介です。排泄力のために必要なお腹の筋肉を刺激しながら、大腸部分も一緒に刺激をして排便を促します。

(1) 両膝立ちになり両手を合わせて真上に伸ばす。

(2) 息を吸って背すじを伸ばし、吐きながら右斜め前に向かって前屈する。

(3) 息を吸いながら元に戻り、吐きながら正面に前屈する。

(4) 息を吸いながら元に戻り、吐きながら左斜め前に前屈する。

前屈をする際はお尻を少し後ろに引いて、お腹の奥を刺激しましょう。(2)〜(4)を3〜5セットほど行いますが、途中でお腹に痛みを感じたら運動を中止して様子をみながら続けてください。

運動の詳細は以下動画からも確認いただけます

AUTHOR

宇都宮明香

五感を潤すヨガ講師。インストラクター育成講師として活動しながら、ヨガインストラクターの駆け込み寺でもある Kalavinka YOGAを主宰。大学時代にヨガと出会い「体だけでなく心にも変化が起きている」と気づく。生来の生きづらさ(エンパス)と上手く付き合いたいと思うきっかけとなる。現在も学びと実践を続けながら、目の前の方が日常にヨガを取り入れやすくするコツを提案している。プライベートは釣り好きの歴女。愛する夫と娘と一緒に、時々ご飯が宙を舞う生活を楽しんでいる。

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