メニュー

2024.03.18

【熟睡できない・寝つけない・途中で起きる】睡眠のお悩みが増える春に|自然に眠くなる座ったままヨガ

ヨガジャーナルオンライン

卒業や進級、異動のシーズンですね。変化が多いときこそ、自分のコンディションはばっちり整えておきたいもの。そんなとき大切なのは「質の良い睡眠」。ぐっすり眠れると、明日の自分の力がアップします!

春は自律神経が1番乱れやすい時期

春は1年のうちで寒暖差がもっとも大きく、気温の変化に対応するため、身体は交感神経の働きが優位な状態が続きやすくなります。さらに、卒業、入学、就職、引っ越しなど、身の周りの変化も多く、疲れがたまりやすくなる、免疫力が下がる、胃腸の働きが落ちる、肩こりや腰痛が悪化する、などの症状が現れやすくなります。

そんなときこそ、大切にしたいのが、睡眠です。

睡眠がもたらす身体への影響

私たちは、お母さんのお腹にいるときから睡眠を取っており、人生の中で欠かすことのできない時間です。しかし、日々の忙しさに追われ、睡眠をおざなりにしてしまっている人も多いのではないでしょうか。

睡眠時が体に与える効果

・成長ホルモンを分泌させ、細胞の錆び(身体の疲労)を回復させる

・記憶の整理をする

・ストレスホルモンを軽減させる

・免疫力を高める

ただ寝ればいいというわけではない

睡眠の質、という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、ただ睡眠を取れいいというわけではありません。

睡眠時間が短いと、錆びをとる行為が途中で終わってしまい、疲れは残ったままになります。免疫力に関しては、副交感神経が優位になった状態で深い眠り(ノンレム睡眠)が取れているときに、一番免疫力が高まるのですが、自律神経が乱れた状態での睡眠は免疫力を最大限まで高められておらず、風邪を引きやすい状態になることもあります。

また、自律神経のバランスが崩れていると、身体や心の疲れのサインに気付いていても、うまく眠りに変換できず、眠れるはずなのに眠れない、寝つけないということが起きてきてしまいます。

あくびを作り出す背骨ヨガ

自律神経は背骨に沿って存在しています。寝る前は特に副交感神経を優位にしていきたいので、副交感神経が集中している仙骨(お尻の上の平らな骨辺り)と首の後ろ側を意識しながら、身体の力を抜き深く呼吸をしていきましょう。

1、楽な姿勢で椅子に座り、足裏で身体を支えましょう。

2、両ひじを直角に曲げ、肩の位置まで上げます。

3、息を吸って背筋を長くして、吐きながらひじを後ろに引いて、胸を広げましょう。

4、吸いながら両手を閉じ、ひじから手の平までをべったりつけます。

5、吐きながら、そのまま背骨を丸くして頭を下げます。そのままの姿勢で呼吸を続けましょう。呼吸が落ち着いてきたら、骨盤を少し後ろに倒し、吐く息ごとに頭や首の力を抜いていきましょう。

5、吸いながらゆっくりと頭を起こし、一息吐きましょう。これを3回繰り返します。

詳しい説明は、動画からもご覧いただけます。

AUTHOR

岩﨑奈緒子

11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。

あわせて読みたい

※外部サイトに遷移します